犬に靴を履かせるべき4つのケース 必要となる理由や選ぶときのポイントまで

犬に靴を履かせるべき4つのケース 必要となる理由や選ぶときのポイントまで

『犬に靴を履かせるべきケース』についてまとめました。犬に靴を履かせることが必要となる理由、犬に靴を選ぶときのポイントを解説します。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬に靴を履かせるべきケース

犬に靴を履かせる、手のアップ

犬に靴を履かせる必要があるのは、環境や状況によって犬の足を守らなければならないときです。代表的なケースとその理由を紹介します。

1.夏の昼間にお散歩をするとき

夏場の地面は、アスファルトだけでなく土や砂、芝生も高温になります。日が暮れた後でも熱がこもっていることが多く、肉球が火傷してしまう恐れがあります。

どうしても昼間に散歩が必要な場合は、靴を履かせて肉球を保護しましょう。

2.雪の上や凍結した地面をお散歩するとき

冬の道路には塩化カルシウムなどの融雪剤が撒かれることがあり、肉球や皮膚に炎症を起こす原因となります。

また、冷たい地面はしもやけ(凍瘡)を引き起こすリスクもあります。しもやけは血行障害による皮膚疾患で、痛みやかゆみを伴うこともあります。

3.アウトドアに出かけるとき

キャンプやハイキングなどで山道や砂利道を歩く際、鋭い石や枝で肉球を傷つけてしまう可能性があります。裂傷を負うと歩けなくなるだけでなく、傷口から細菌が侵入して感染症を起こす危険もあります。

4.高齢犬の歩行をサポートする必要があるとき

シニア期の犬は筋力低下や関節痛で転びやすくなります。特に滑りやすい床では、安定して歩くのが難しいこともあります。

裏に滑り止め加工がされた靴であれば、転倒防止になり安心です。

犬の靴を選ぶときのポイント

靴を履いて走る犬

着脱のしやすさ

犬の靴を選ぶときは、着脱のしやすさを確認しましょう。短時間でサッと着脱することができる靴は、犬が嫌がりにくいです。

通気性のよさ

犬の靴を選ぶときは、通気性のよさを確認しましょう。犬の手足が蒸れてしまうことを防ぐためです。蒸れは、細菌の繁殖や皮膚病の原因になることがあります。

素材

犬の靴を選ぶときは、素材にもこだわってみましょう。メッシュ素材は熱がこもりにくく夏におすすめです。冬には厚手の靴だと保温性があります。

軽量でやわらかい

犬の靴を選ぶときは、軽量でやわらかいものがおすすめです。犬の足の動きを妨げにくいからです。初めての靴は軽量でやわらかい方が、靴を履いて歩くことに慣れやすいです。

滑り止め加工や防水加工

犬の靴を選ぶときは、滑り止め加工や防水加工がされているものがおすすめです。

滑り止め加工がされている靴は高齢犬の転倒防止にもよいですし、防水加工がされている靴は突然の雨にも対応することができます。

まとめ

茶の靴と服を着た犬

犬に靴を履かせるべきケースを4つ解説しました。

  • 夏の昼間にお散歩をするとき
  • 雪の上や凍結した地面をお散歩するとき
  • アウトドアに出かけるとき
  • 高齢犬の歩行をサポートする必要があるとき

ただし、靴は犬にとって慣れないものです。いきなり履かせると歩きにくさから転倒や怪我につながることもあります。

実際に必要な場面に備え、日頃から少しずつ靴に慣れる練習をしておくと安心です。

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