愛犬の行動は問題行動?判断する基準とは
愛犬の行動を見ていて「これって問題行動なのかな?」「改善すべき行動なのかな?」と悩む場面はありませんか。
犬の問題行動とは、一般的に一緒に暮らす飼い主や周囲の人を困らせたり怖がらせたりする行為を指します。また、犬自身の健康を害する行為も問題行動に含まれることが多いです。
問題行動に含まれる行動の中には、犬が本来持つ習性からくる行動も含まれています。しかし、人間と共存する上で、改善しなければお互いに心地よい関係が築けない行為は、ある程度、改善してもらう必要があるのです。
愛犬の今すぐやめさせるべき行動6選
具体的にどのような犬の行動が問題行動に該当するのでしょうか。下記に当てはまる行動を愛犬がとっていたら、正しいしつけで改善しましょう。
1.過度な吠え
過度に吠える行為は、時間帯や頻度によっては近所迷惑になってしまいます。また、吠え続ける愛犬と一緒に暮らしていると、家族もストレスが溜まるので、問題行動に該当するでしょう。
犬が吠えてしまうのは、何か訴えたいことがあるときです。しかし、吠えた時に対応してしまうと、「吠えると対応してもらえる」と学習してしまうので、一度無視をして、落ち着いてから対応してあげてください。
2.意図的なトイレの失敗
トイレの失敗は仕方のないことです。しかし、中には飼い主の気を引くため、意図的にトイレを失敗する犬もいるから注意してください。
意図的にトイレを失敗して飼い主を困らせる行為は、問題行動に該当します。大きなリアクションを取らず、黙々と片付けを行い、その後もしばらくはかまわないように我慢しましょう。
3.攻撃的な行動
他者や他犬に対する攻撃的な行動も問題行動に該当します。
- 噛み付く
- 威嚇吠え
基本的には以上の行為が威嚇行為でよくみられます。相手を怖がらせたり、状況によっては怪我を負わせてしまう恐れもあるので、早々に改善しなければなりません。
4.飛びつき癖
警戒心が強く攻撃的な犬や、人懐っこく社交的な犬にみられる問題行動が飛びつき癖です。後者の場合「遊んで〜」と悪気なく飛びついてしまうので、悪気がなくとも相手が転倒したり怖がったりする恐れがあります。
前述したようなトラブルに発展しかねないので、普段から興奮して飛びつかないようコマンド指示を徹底したり、飛びついてきたら対応しないなど、飛びついても良いことはないと学習させましょう。
5.物を破壊する
物を破壊する行為は飼い主を困らせる代表的な問題行動です。家にやってきたばかりの犬は、ストレス発散や興味本位で物を壊してしまうことがありますが、これが続くようなら問題です。
イタズラ防止用のスプレーを活用したり、他の遊びでストレスを発散させてあげたり工夫しましょう。
6.体を舐め続ける、掻き続ける
犬が自分の体を舐め続けたり掻き続けたりする行為は、皮膚や被毛を痛めてしまいます。自傷行為とも言われるこの行為は、アレルギーや皮膚病のほか、ストレスが溜まるとみられることが多いです。
愛犬が今の環境で何に対してストレスを感じているのか、よく考えて改善してあげましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬の問題行動は、飼い主を困らせるだけでなく、ご近所トラブルや傷害トラブルにも発展しかねません。問題となりうる行動は早めに改善し、飼い主1人の力では難しいようならば、トレーナーさんに力を貸してもらいましょう。