犬が『スキップ』していたら要注意?病気の可能性から確認すべきポイントまで解説

犬が『スキップ』していたら要注意?病気の可能性から確認すべきポイントまで解説

『犬がスキップしているときの病気の可能性』についてまとめました。どのような病気の可能性があり、どのような状態であるのか、確認すべきポイントを解説します。

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記事の監修

2009年麻布大学獣医学部獣医学科を卒業。
2015年から横浜市内で妻と動物病院を営み、犬、猫、エキゾチックアニマルの診療を行なっています。
2024年現在、犬10頭、猫3頭、多数の爬虫類と暮らしています。
愛犬家、愛猫家として飼い主様に寄り添った診療を心がけています。
内科(循環器、内分泌など)、歯科、産科に力を入れています。

犬がスキップのように歩くときに考えられる病気

散歩する後ろ姿

犬は嬉しさや楽しさのあまり、スキップしているような歩き方や走り方になることがあります。特に散歩や遊びの最中など、特定の感情が高まったときだけ見られる場合は心配ありません。

しかし、常にスキップのような歩き方をしている場合や、ある日突然そのような歩き方になった場合は、病気や怪我の可能性があります。

膝蓋骨脱臼

後ろ足の触診

スキップのような歩き方の原因として代表的なのが、膝蓋骨脱臼(パテラ)です。

膝蓋骨脱臼とは、膝のお皿が正常な位置から内側または外側にずれてしまった状態を指します。

発症のきっかけはさまざまで、以下のようなケースがあります。

  • ソファーやベッドなど高い場所からのジャンプ
  • フローリングでの滑りや転倒
  • 日常的な小さな負担の積み重ね
  • 外での衝撃(全力疾走中の怪我、犬同士の衝突や喧嘩、交通事故など)

膝蓋骨脱臼のグレード別の症状

後ろ足の怪我

膝蓋骨脱臼は、膝の状態により4段階に分類されます。

グレード1

普段は膝が正常な位置にありますが、軽い衝撃や動作で外れやすくなっています。外れても自然に戻ることがあります。

グレード2

後ろ足を曲げた拍子に脱臼し、足を地面につけられずスキップのように歩きます。曲げ伸ばしで戻せる場合もありますが、処置は必ず獣医師に任せます。

グレード3

お皿を手で押せば戻るものの、すぐに再び脱臼します。後ろ足をかばって歩くため、スキップしているように見えます。

グレード4

手で押しても戻らず、膝を曲げたまま歩きます。常に足を地面につけられない状態です。

予防と治療のポイント

部屋と犬

膝蓋骨脱臼は小型犬に多いものの、中型犬や大型犬でも起こり得ます。軽度なら自然に戻ることもありますが、重度では手術が必要です。回復まで数ヵ月かかることもあります。

予防のためには、次の工夫が効果的です。

  • フローリングに滑り止めマットを敷く
  • 高い場所からの飛び降りを避ける
  • 肥満を防ぎ、体重を適正に保つ

また、軽度のうちに動物病院で診察を受け、必要に応じて早めに治療を始めることが大切です。

まとめ

散歩、茶のトイプードル

犬がスキップのように歩くときは、喜びや興奮などの感情による場合もあれば、膝蓋骨脱臼のような病気や怪我が原因の場合もあります。

特に小型犬に多い病気ですが、中型犬や大型犬でも起こる可能性があります。

軽度であれば外れたお皿が自然に元の位置へ戻ることもありますが、重度の場合は手術が必要になり、回復までに数ヵ月かかることもあります。

愛犬を守るためには、以下のような工夫が大切です。

  • 滑りやすいフローリングへの対策
  • 高い場所からの飛び降り防止
  • 肥満予防

また、「少し変だな」と思ったら、軽症のうちに動物病院で診てもらいましょう。早期発見と早期治療が、愛犬の健康を守る近道です。

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