犬がフードと合っていないときにみせるサイン
1.うんちの状態が悪くなる
犬の体に合わないフードを与えると、排泄物に変化が現れることがあります。
- 普段よりニオイが強くなる
- 軟便や下痢が続く
- 便秘になる
特に下痢が続く場合は、フードが体に合っていない可能性が高いです。また、食物繊維が多すぎると便秘を引き起こすことも。
フードの切り替えは1週間程度かけて、徐々に行うのが基本です。それでも便の状態が改善しない場合は、別のフードに変える必要があるかもしれません。
2.消化不良を引き起こす
フードが合っていないと、消化不良を起こすことがあります。食後しばらくしてからの嘔吐や下痢がそのサインです。
食べてすぐに吐き出す場合や、1日に何度も吐く・下すような状態が続くときは、動物病院を受診しましょう。
3.短期間に体重の増減がある
短期間で体重が大きく変化する場合も、フードが原因かもしれません。
栄養のバランスが乱れてしまったのでしょう。体重の増加はカロリー過多、体重の減少はカロリー不足であると考えることができます。
新しいフードに切り替えたときは、こまめに体重をチェックするようにしましょう。
4.皮膚を痒がる
皮膚に異常が見られる場合も、フードによるアレルギーの可能性があります。
皮膚に湿疹や赤みが出ている可能性もありますので、よく見てあげましょう。皮膚を痒がり、犬が執拗に掻いてしまったため、傷ができたり出血したりしている可能性も考えられます。
おそらくアレルギーによる症状です。フードを与えるのをやめ、動物病院で診てもらいましょう。
5.食べ残すまたは食べない
食感やニオイが気に入らない場合、犬はフードを食べようとしなかったり、口に入れても吐き出したりします。
粒が大きすぎたり硬すぎたりすると、上手く噛むことができず、食べたくなくなってしまうのでしょう。
新しいフードを全く食べないのにおやつなどは食べる場合、味や食感が原因であることが多いです。
愛犬に適した食事の選び方
総合栄養食
主食として与えるフードは「総合栄養食」と表示されているものを選びましょう。これはペットフード公正取引協議会の基準を満たしており、必要な栄養をしっかりと摂取できます。
ライフステージ
子犬用、成犬用、高齢犬用があります。「○歳~」と、年齢が表示されたフードもあります。
「○犬用」や「○歳~」と表示されていないフードは、オールステージ用として考えて問題ありません。年齢の違う犬を多頭飼いしているときに選びやすいフードです。
機能性
- 体重のコントロールが必要な犬のためのフード
- 食物アレルギーのある犬に配慮されたフード
- 健康状態に応じたフード(療養食)
このように様々な機能性を持ったフードがありますが、飼い主の判断で選ぶことが難しいフードです。
ホームセンターやインターネットで購入することができるフードもありますが、基本的には動物病院で診察を受け、獣医師の指導のもと選ばなければなりません。
まとめ
犬がフードと合っていないときにみせるサインを5つ解説しました。
- うんちの状態が悪くなる
- 消化不良を引き起こす
- 短期間に体重の増減がある
- 皮膚を痒がる
- 食べ残すまたは食べない
愛犬の健康を守るためにも、フードは少しずつ切り替えるのが基本です。
日々の様子をしっかり観察し、異変を感じたらすぐに対応するよう心がけましょう。