犬が『飼い主を守ろうとしている』ときにみせるサイン4選 主な心理やデメリットとなる行動まで

犬が『飼い主を守ろうとしている』ときにみせるサイン4選 主な心理やデメリットとなる行動まで

犬が飼い主を守ろうとする行動の背景にある心理や、その時に見せる具体的なサインを解説していきます。愛犬の愛情深い行動がエスカレートし、問題行動に発展するケースもまとめました。

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犬が「飼い主を守ろうとしている」ときに見せる4つのサイン

威嚇する犬

1.飼い主と他の人や犬の間に割り込む

犬が飼い主と他の人や犬の間に物理的に割り込む行動は、「飼い主を守ろう」とするサインのひとつです。散歩中に他の犬とすれ違う際や、来客が飼い主に近づいた時に、間に割って入るように体を動かすことがあります。

この行動は、相手を飼い主から引き離し、自分と飼い主だけの空間を作ろうとする心理の表れです。縄張り意識や、飼い主への独占欲が強い犬によく見られます。

2.唸る・吠える・威嚇

飼い主の近くに他の人や犬が来ると、唸ったり、吠えたり、威嚇したりする行動も、守ろうとしているサインです。これは、相手に対して「これ以上近づくな」と警告している状態だと言えるでしょう。

特に、犬が尻尾を立て、毛を逆立てて相手を凝視している場合は、強い警戒心や攻撃性が高まっている証拠です。この行動は、相手を排除することで飼い主を守ろうとする、犬の本能的な防衛行動と言えます。

3.常に飼い主の側にいる

犬が常に飼い主の側にいるのも、守ろうとする行動の一環です。家の中で飼い主が移動すると、どこへでもついて回ったり、飼い主が座ると足元にぴったりとくっついて離れなかったりします。

これは、飼い主を危険から守るために、常に監視しておきたいという心理が働いているからです。また、飼い主がトイレやお風呂などで別の部屋に行くなどして視界から消えると不安になり、探そうとすることもあります。

4.誰かが近づくと吠える

家の外で、見知らぬ人が飼い主に近づいてきた時に、警戒して吠えるのも守ろうとしているサインです。例えば、散歩中に話しかけられたり、ベンチで休んでいるときに人が近づいてきたりする場面です。

この行動は「知らない人は危険だ」という判断から、飼い主を守るために相手を遠ざけようとする気持ちの表れです。この場合、声のトーンは警告的で、警戒心が高まっている状態でしょう。

犬が「飼い主を守ろう」とする心理

足に寄り添う犬

犬が飼い主を守ろうとする背景には、主に信頼関係からくる責任感、縄張り意識、そして飼い主への独占欲が挙げられます。

犬は飼い主を自分の群れのリーダーと認識し、そのリーダーを守るという強い責任感から行動することがあるようです。また、縄張り意識が強い犬は、飼い主を自分のテリトリーの一部と考え、侵入者から守ろうとします。

さらに、飼い主を独り占めしたいという独占欲が原因で、他の人や犬を遠ざけようとすることもあります。これらの心理は、犬の愛情の深さや、飼い主との強い絆の表れとも言えるでしょう。

「飼い主を守ろうとする」行動のデメリットとは

ズボンに噛みつく犬

犬が飼い主を守ろうとする行動は、時に深刻な問題行動へと発展する可能性があります。例えば、来客や散歩中の他の人、犬に唸ったり吠えたりする行動がエスカレートし、噛みつきなどの攻撃行動に繋がることがあるようです。

これにより、飼い主は愛犬との外出が難しくなったり、周りの人とのトラブルになったりするリスクが高まります。また、常に警戒心を持って飼い主を守ろうとすることは、犬自身に過剰なストレスを与え、社交性の低下を招くことにもなるので注意が必要です。

適切な対応方法

トレーニングを受ける犬

愛犬が飼い主を守ろうとする行動を見せたら、まずは冷静に対応することが大切です。犬を叱ったり、逆に褒めたりすると、犬の行動を助長させてしまう可能性があります。

犬が他の人や犬に威嚇しようとしたら、リードを短く持って犬を落ち着かせ、「大丈夫だよ」と優しく声をかけて安心させてあげましょう。また、他の人や犬との交流の機会を増やし、社会性を身につけさせることも大切です。

行動がエスカレートするようであれば、専門のトレーナーや獣医師に相談し、適切なトレーニングを行うことが解決への近道となります。

まとめ

飼い主と散歩する犬

犬が飼い主を守ろうとする行動は、愛情や信頼の証です。しかし、その行動が問題行動に発展する前に、飼い主が適切な対応をすることが大切です。

日頃から愛犬との信頼関係を築き、冷静に対応することで、お互いが安心して過ごせる関係を築きましょう。

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