保護犬のしつけとその注意点、気になる医療費について

保護犬のしつけとその注意点、気になる医療費について

「保護犬を迎えるにはどうすればいいの?」「大人のワンコはしつけは上手くいくの? 」「譲渡時はどのくらいかかるの?」こんな保護犬のしつけや譲渡時の医療費の疑問など、我が家の保護犬ヨーキーの里親になるまでの経験を参考にお話しします。

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保護犬は躾が大変そう?

小型犬2匹

我が家も1年ほど前から、2匹の保護犬ヨーキーと共に暮らす事になりました。
はじめは、どうしても離れられない2匹を同時に迎える事が何よりも、嬉しくて嬉しくて。
もちろん。しつけが出来ているのかどうか、全く聞かずにワンコを迎える事となり…。

「さて...、しつけ...。どうしよう。」

もちろん、大人になってから来たとはいえ、素敵なワンコになるために今も奮闘中です。

実は保護犬ワンコ達の中には、出産経験のある大人のワンコも多く、また模様がちょっと特徴的であったり耳や頭の形など、見かけが気に入らないという理由から保護犬なってしまう事も少なくないそうです。

そんな保護犬の中にはケージから出た事のない犬も多く、成犬であってもしつけが初めからになることも。
それは、ペットショップから仔犬を迎えた場合もしつけはしなくてはなりませんが、仔犬の方がしつけがしやすいというイメージを持っている方も多いかもしれません。

確かに保護犬は成犬が多く、仔犬に比べてしつけなどを覚えにくいと言われますが、トイレトレーニングなどは、成犬の場合排便が硬く、朝晩食べた後ぐらいしかしません。
それに比べ、仔犬は覚えやすいなどの利点もありますが、1日に数回、時間に関係なく排便しますし、軟便も少なくありません。
逆に言えばしつけのタイミングが仔犬と違ってある程度決まっている分、私は覚えさせやすいと思っています。

今では、朝晩決まって散歩中にトイレを済ますようにしている飼い主さんも少なくないですよね。
私はそれでも十分だと思います。

ただ、万が一お部屋で粗相をしてしまった時は、外での排泄しかしつけをしなかったこちらの責任ですので、決して叱らないのが条件ですよね。
私なら、しっかりしてなくてゴメンね。とワンコに謝ってしまいます...。

保護犬は選べるの?

はっきり言ってお店ではありませんので、年齢や性格まで自由に選べる訳ではありません。
保護団体によって様々ですが、譲渡会に連れて来られる子も順番待ちだったり、ケア中だったりします。
犬種と性別の希望に関してはアンケート作成と同時に、連絡すれば希望のワンコの情報も教えて頂けると思いますよ。

予め、希望の犬種と、もし若い年齢や性別が希望であれば明確な理由を書いて、アンケートを送ってみてはどうでしょうか。

また、『先住犬が小さいので怖がらない程度の大きさを希望』など、前もってワンコに会う前に、メールできちんとした理由が述べられる方が前向きに里親として考えて戴けると思います。
ここで、決して小さくても嘘は書かないでくださいね。
それこそ、譲渡条件に反する人物と思われては何の意味もありませんからね。

小型犬も多く保護されるのはなぜ?

おすわりする小型犬

私もその時は小型犬がどうしてこんなに多いの?と少しは思いましたが、それは今時のペット事情だそうです。
今では外で避妊されていない犬を飼っている人はほとんどいませんし、そして、都心においては野犬はいません。
また、飼えるお家が小さいのが日本の住宅事情。
その小さなスペースで繁殖、または広い庭なども持てずに飼える利点が、小型犬が人気になる理由でもありますし、小型犬が保護される数を増やしているようです。
私が里親にして戴いた保護団体のワンコ達も、ここはペットショップ⁇と思わせるほどの小型犬の犬種の数で驚きました。

そして、都内近郊では数は少ないですが、他の地域では雑種と言われる中型犬から大型犬も保護されています。
都内よりも大きなお家とお庭のある地方で保護されているようです。

保護犬ってお金が掛かるの?

お金の写真

ここで、「保護犬にはどのくらいお金がかかるの?」と疑問に感じている人もいるでしょう。
ペットショップと比べて生体代はタダだから、血統書が付いていないから安く飼えるのでは?という感覚で迎え入れえるのであれば、あえて里親は遠慮した方が良いでしょう。
里親になるという事は、ただ好きにペットを飼うのとは全く違い、愛犬が家族として幸せにする事が前提です。

保護犬を迎えてかかる費用としては、まずは譲渡時の医療費ですが、これは保護団体によって様々なようですが、主に避妊手術代、駆虫代、ワクチン代(我が家は2回分でした)、トライアル時の往復交通費代、ガソリン代、高速を使えば高速代の合計ぐらいでしょうか。
これも、きちんとサイトに金額が載せているところもあります。
この時支払ったお金は、また次に保護されたワンコの医療費になります。
また、マイクロチップの手術を受けている保護犬は、その代金も別途必要になります。

それまで受けた保護時の治療代金は、保護団体が一切を負担しているところがほとんどです。
これはとても気が付きにくいところだと思いますが、だからこそ知っていて欲しいのは、保護された時はほとんどのワンコは医療が必要な状態なのに、健康で見違える姿になって里親に出してくれている事です。
また、持病などがある場合も隠す事なくきちんとアドバイスして戴けます。

我が家の2匹のワンコも、保護された当時は真菌でハゲハゲの状態だったと聞いています。

その後、飼い始めてからの医療費、フード代、トリミング代等、ある程度の物を揃えるのにお金は掛かります。
その他にも、日頃から突然の医療費やホテル代など、急を要するお金も用意出来る余裕は欲しいところです。

最後に

この記事が、里親になるまでの準備や心構えに少しでもお役に立てれば嬉しいです。

ワンコは飼い主を選べません。
命を預かる事は責任持って飼うことだけでなく、飼い主がいつも笑顔でに一緒に過ごせる事が、ワンコがhappyになれる近道だと私は思います。

ここで挙げた保護団体や個人で活動する方達は、ワンコを安全に保護する目的のもと、独自の基準で活動されています。
ただこれは、全ての団体、関係者に当てはまるわけではありませんので、どうぞご理解頂き、もし保護犬を迎えたいと考えた方は、事前にご自身で調べて頂ければ幸いです。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    動物病院で里親募集の掲示板を見て、たまたま欲しかった犬種でしたが、シニアのため家族も反対していたので飼うのは諦めていました。
    それから2週間経ち飼うのを反対していた家族が未だ里親がいなかったら飼ってみてもいいと言われ早速、見に行く事になりました。
    元の飼い主さんの所に見に行ったら掲示板の写真と全く違う風貌で前足も不自由で思って以上に酷い環境にいて即日、引き取る事になりました。
    元の飼い主さんの所に居た時は人懐こくて、どこを触っても大丈夫だったのに我が家に着いたら豹変していました。
    両目に直径1cmの目ヤニの毛玉があったので切ろうとしたら唸って噛みつこうとしました。
    先住犬は今までどんな犬でも仲良くなったので仲良く出来るかと思ってましたが全然ダメでした。
    トリミングをして貰おうと片っぱしからドッグサロンに電話しましたが、即してもらえる所がなく家でシャンプーしました。
    かなり汚れていたので2度洗いしました。
    それでも私以外の家族は保護犬が近づくと涙目とクシャミでアレルギー反応になりました。
    餌も初日は全く食べず、翌日の夜にやっと食べました。
    飼ってから2年近くなりますが、先住犬とは仲良くは出来ませんが同じ犬種のプードルならスタンダードとも挨拶も出来るようになり少しづつ社会性が身についていっています。
    匿名の投稿画像
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