犬の睡眠を妨害するとストレス負担を与えてしまう
人間と同様に犬にとっても睡眠時間は大切です。しっかり眠ることで体力や気力を回復できるので、睡眠が十分に取れていないと健康面や精神面に支障をきたしてしまう恐れがあります。
例えば、睡眠不足になると体力が回復しないので、活動量が減ったり体調不良に陥ったりするでしょう。また、ストレスも蓄積されるので、問題行動が増えたり攻撃的になったりといったしつけの面にも悪影響を及ぼします。
愛犬が安心して熟睡できるような環境を整えることはもちろん、愛犬が眠っているときは、飼い主や家族が行動にも配慮することが大切です。
犬が『眠っている』ときにやってはいけない絶対NG行為5選
愛犬が眠っているとき、下記で紹介する行為をしてしまうと睡眠を妨害する恐れがあります。愛犬が眠っているときは、ここで紹介する行動を取らないように気をつけましょう。
1.スキンシップを取る
愛犬がすやすやと眠っている様子を見ると、つい可愛さから頭や体を撫でたくなる人は多いでしょう。しかし、犬は眠っているときに触れられると一気に警戒心が働き、目が冴えてしまいます。
せっかく熟睡していても触れられることで覚醒してしまい、睡眠を妨害することになるので、眠っているときはなるべく近づかず、離れた場所から見守りましょう。
2.不必要に声をかける
眠っている愛犬にちょっかいを出したいと不必要に声をかけることも避けてください。例えば、名前を呼んでしまうと、眠っていても聞き覚えのある音に反応し、目を覚ましてしまうからです。
また、「そろそろ散歩の時間だけれど……」というタイミングの場合、時間に余裕があるのであれば、十分に睡眠を取ってから連れて行くことをおすすめします。
3.近くで大きな音を出す
うっかり近くで大きな音を出してしまうと、その音に驚いて目を覚ましてしまう犬は多くいます。何かをうっかり床に落としてしまったり、寝ている間に掃除機をかけてみたりと大きな音を立ててしまうと、音に敏感な犬は安心して眠れません。
せっかくの睡眠時間を妨害することになるので、愛犬が眠っているときは近くで大きな音を立てず、なるべく静かな環境を整えてあげましょう。
4.同じ室内で騒々しい行動をとる
愛犬が眠っているとき、同じ室内で騒々しい行動をとることは絶対にやめましょう。
特に小さなお子様がいる場合、愛犬が眠っていても走り回ったり大きな声を上げて騒いだりしがちです。こうした行動は、愛犬の眠りの妨げになってしまうので、「眠っているときは静かにしてあげてね」と伝えておきましょう。
5.室内の明るさを変える
室内の明るさに敏感な犬も多いです。例えば、愛犬が眠っているときは薄暗い環境だったのに、飼い主が途中で明るさを上げてしまうと、明るさの変化を敏感に感じ取って目を覚ます原因になることもあります。
このように、突然眠っている間に室内の明るさを調節してしまうと、その変化に驚いたり警戒心を働かせてしまい目を覚ましてしまう犬は少なくありません。なるべく愛犬が眠っている間は、明るさを大きく変えないように配慮しましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬が眠っているとき、睡眠を妨害するような行為は愛犬の健康にも悪影響を及ぼします。睡眠不足は体調不良やストレスにつながりやすいので、愛犬が眠っているときは、なるべく静かに落ち着いて眠れる環境を意識してください。