犬の正しい『抱き方』とは?愛犬を安心させるための上手な抱っこ方法までご紹介

犬の正しい『抱き方』とは?愛犬を安心させるための上手な抱っこ方法までご紹介

犬は正しく抱っこしなければ、体に負担をかけてしまいます。本記事では、犬の正しい抱き方や安心させるための上手な抱っこのコツをまとめました。あらためて犬の抱っこの仕方を確認しましょう。

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記事の監修

麻布大学獣医学部獣医学科卒業後、神奈川県内の動物病院にて勤務。獣医師の電話相談窓口やペットショップの巡回を経て、横浜市に自身の動物病院を開院。開院後、ASC永田の皮膚科塾を修了。皮膚科や小児科、産科分野に興味があり、日々の診療で力を入れさせていただいています。

犬の抱き方を間違えると体に負担をかける恐れも…

犬を仰向けに抱っこする

犬を抱っこするとき、間違った抱き方をしていると犬の体に負担をかけてしまうかもしれません。また、不安定な状態で抱っこしていると、犬が不安を感じて腕の中で暴れてしまい、落下した際に脱臼や骨折といった怪我につながることもあるでしょう。

したがって、犬を飼っている方は、犬の正しい抱き方をマスターしておく必要があります。この記事では、犬の正しい抱き方のポイントや、愛犬を安心させるための抱っこのコツを確認しましょう。

犬の正しい『抱き方』のポイントは?

犬を抱き上げる男性

犬を抱っこするとき、下記で紹介するポイントを意識して抱き上げることで、犬の体に負担をかけずに抱っこすることが可能です。

体の側面から片手をお腹の下にくぐらせる

まずは愛犬の体の側面にしゃがみ込み、片手を内側からお腹の下にくぐらせましょう。前足の内側、胸元あたりに腕がくるように潜らせると、抱き上げるときに支えやすくなりますよ。

このとき、くぐらせた手で体を外側から背中へと包み込むように抱えると、より抱っこが安定しやすくなります。

もう片方の手でお尻から太ももを支えるように抱える

次に、体の下にくぐらせた手とは反対側の手でお尻から太ももを支えるように抱えます。後ろ足の股の間から手をくぐらせて、お腹の方へと手を持っていくと、支えながら抱き抱えやすくなるでしょう。

もしも足が不安定で怖がる様子を見せたり暴れたりする場合は、後ろ足を折りたたんで抱え込むように手で下から支えるように抱え込みます。この抱き方は、後ろ足が腕の中へとすっぽり収まり、安定感があるので犬も安心しやすいです。

犬の体を密着させるように抱き上げる

大型犬を抱っこする男性

犬を抱き上げるときは、犬の体と自分の体を密着させるように抱き上げましょう。飼い主の体に密着することで体温や匂いをより強く感じるため、安心感にもつながります。

また、体を密着させることで、腕がふらふらと揺れたり不安定にぐらついたりすることを防ぐので、抱っこが安定しやすくなりますよ。

犬の体が地面と平行になるよう意識する

抱っこしているときは、犬の体が地面と平行になるよう意識してみてください。よく縦型で抱っこしている人を見かけますが、この姿勢は犬にとって不自然なので、不安感を感じたり腰を痛めてしまう恐れがあります。

なるべく普段歩行している姿勢のまま抱き上げることが、犬にとって自然で体を痛めることのない抱っこのポイントです。

愛犬を安心させるための抱っこのコツ

犬を抱っこする男性

愛犬を抱っこするとき、安心させるためには以下のコツを押さえておきましょう。

  • 足元が浮かないように支える
  • 犬の体を飼い主の胸元〜お腹に密着させる
  • 前半身を支える手で背中を包み込むように抱き抱える

足元が宙に浮いている状態を不安がる犬の場合は、足元が浮かないようにお尻を支えている手で足を抱え込むようにして、足〜お尻までを支えるように抱っこしてあげてください。

また、体をしっかりと飼い主に密着させるためにも、前半身を抱えている手で外側から背中までを包み込むように抱え込むことがポイントです。

まとめ

獣医に抱っこされる犬

いかがでしたか。犬の抱っこは意外とコツが必要です。今回紹介した抱っこのポイントやコツを参考に、犬の正しい抱き方をマスターしましょう。

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