犬の『飲み水』は毎日変えるべき?交換を怠ってしまうと起こる悪影響まで

犬の『飲み水』は毎日変えるべき?交換を怠ってしまうと起こる悪影響まで

皆さんは愛犬の飲み水をどのくらいの頻度で交換していますか。本記事では、犬の飲み水の最適な交換頻度や交換を怠ると起こる悪影響を紹介します。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬の『飲み水』は毎日変えるべき?

水を飲む犬

犬を飼っている人は、毎日飲み水を新鮮な水に交換していることでしょう。しかし、水を交換していると「飲み水って毎日変えないとダメなの?」と疑問が湧いてくる人もいるかもしれません。実際、犬の飲み水は毎日変えるべきなのでしょうか。

犬の飲み水は毎日交換!1日1〜2回が目安

原則、犬の飲み水は毎日交換してください。また、水は1日に2回、朝晩を目安に交換することが望ましいでしょう。最低でも1回は必ず交換してください。

また、夏場などの暑い季節には、水が傷みやすかったり、犬の水分補給量が増えたりします。したがって、交換回数を増やしたり、水が足りているか定期的に確認し、不足しているようならばその都度交換してあげましょう。

週に1回以上は給水器も洗浄する

給水ボトルから水を飲む犬

お皿タイプの給水皿を使っている場合は、毎回交換するたびにお皿を洗浄している人も多いでしょう。しかし、給水ボトルをケージに取り付けて使っている場合、いつ洗えばいいのかタイミングに迷う人もいると思います。

給水ボトルを使って水分補給させている場合は、週に1回以上は洗浄してください。ガラス製の給水ボトルならば、煮沸消毒がおすすめです。

プラスチック製の場合は、ボトルの口部分に入るブラシを購入して中性洗剤で洗ったり、口部分に入るブラシがない場合は、中性洗剤を含ませた水につけ置きし、最後はしっかり水ですすぎ洗いしましょう。

飲み水の交換を怠ると起こる悪影響とは

水を飲む犬

もしも犬の飲み水の交換を怠ってしまうと、どのような悪影響が出るのでしょうか。考えられる健康被害をチェックしましょう。

ホコリや毛が入って不衛生

お皿タイプを使っている場合、ホコリや愛犬の毛などの汚れが水の中に入ってしまい、水が傷んで不衛生です。

野良犬などは傷んだ水を飲んで生活していることもありますが、人に飼われている犬たちは清潔な水を飲むことに慣れているため、傷んだ水を飲んでしまうとお腹を壊してしまう恐れがあります。下痢や軟便の原因になるので、必ず毎日交換しましょう。

細菌が繁殖して中毒症状を引き起こす恐れ

また、水の中にホコリなどの汚れが入ってしまうと、細菌が繁殖する可能性も懸念されます。細菌が繁殖した水を摂取することで、腹痛や下痢、嘔吐といった消化器症状を引き起こす恐れもあるので危険です。

また、給水ボトルタイプでも夏場は放置した水が室温の上昇により傷みやすくなっています。交換しないと水が腐ったり、細菌が繁殖するリスクが高まるので、必ず毎日交換してください。

給水器や水飲み皿の設置場所にも気を配ろう

水皿を置く女の子

犬の飲み水は設置場所にも気を配ると、より傷みにくくなります。仕事などで飲み水の交換が頻繁にできないご家庭などは、特に設置場所に気をつけましょう。

水は直射日光が当たる場所に置いてしまうと、温度が上昇して雑菌が繁殖しやすくなります。したがって、窓辺や日差しが差し込む場所は避けて、日陰になっている風通しの良い場所に設置してください。

また、給水器の場合はペットボトルやプラスチック製よりもガラス製の給水ボトルの方が外気の影響を受けにくく、傷もつきにくいのでおすすめです。

まとめ

食事中に水を飲む犬

いかがでしたか。犬の飲み水は、鮮度が大切です。愛犬の健康を守るためにも、毎日最低でも1日1回は交換するようにしましょう。また、気温が高い季節は水が傷みやすいです。1日2〜3回を目安に交換してください。

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