愛犬にとって本当に必要なモノを見極めよう
犬を飼っている人、これから飼う予定のある人は、犬のために一般的に必要と言われている犬グッズを購入する機会が多々あるでしょう。しかし、「本当にこれは必要なの?」と思うモノもあります。
愛犬にとって本当に必要なモノを見極めるためには、愛犬の年齢や健康状態、体格、体質、性格(どのような行動を取るか、どのように過ごすことが好きかなど)、現在の成長具合などを考慮して選ぶことが大切です。
同じわんこでも年齢や健康状態、その時の体の大きさや体質、成長過程によって必要なモノもあれば、「うちの子には必要がなかった」というモノもあります。愛犬の体格や普段の過ごし方、性格を考えて、本当に必要なモノを選んであげてください。
実は必要がない『犬グッズ』5選
ペットショップで販売されていたり、一般的に必要だと言われている犬グッズの中には、わんこの性格や状況に応じて実は必要がない可能性もあるグッズが多数存在します。ここでは実は必要がない『犬グッズ』をみてみましょう。
1.ケージ
「犬を飼うためにケージは必要じゃないの?」と思う方もいるでしょう。実際、犬をお迎えする際はワンコが十分に休める安心する場所として必要です。
しかし、成長するに従って体が大きくなると、子犬の頃に購入したケージに入らなくなることもあるでしょう。ですが、新しく大きいケージを買うかどうか検討する際、本当に愛犬にとって必要かどうかを考えてみてください。
すでに愛犬が自分なりに寝心地の良い場所や自分専用のお気に入りスポットを見つけていたり、家族が家にいる時間が長い場合は、あえてケージを必ず購入する必要はないかもしれません。ただし、その場合はイタズラができないように室内の安全対策を徹底する必要があります。
2.犬用の服
犬用の服にはさまざまなモノが売られていますが、犬用の服は絶対に必要なモノではありません。
例えば、寒さに弱い犬は冬場の散歩に防寒対策として服を着せる必要があります。しかし、寒さに強い犬であれば、防寒用の服を着せる必要もないでしょう。
他にも皮膚病を患っていたり術後の犬などは、傷が広がらないように服を着せることが推奨されます。しかし、こうした理由がなければ、犬用の服を必ずしも用意する必要はありません。
3.トイレトレー
トイレトレーは絶対に必要だと思っている方が多くいますが、実は犬の性格やトイレの覚え方によって大きく異なります。
きちんとトイレトレーの上で排泄してくれる子も多くいますが、犬によっては、最初は面積を広げたトイレシーツを徐々に狭めていくトレーニング方法をとったため、トイレトレーにあらためて挟むと乗ってくれなくなってしまう……という繊細な犬もいます。
この場合、結果的にトイレトレーを使わず、トイレシーツのみで事足りてしまうケースも多いので、トイレトレーが必要なくなる可能性もあるでしょう。愛犬のトイレトレーニングの進捗を見ながら必要かどうかを見極めるとよさそうです。
4.愛犬の毛質に合わないブラシ
店頭に並ぶ犬用ブラシを見ていると、さまざまな種類があります。それぞれ犬の毛質に合ったものを選ぶのがコツです。
愛犬の毛質に合わないブラシを購入しても、かえって皮膚や被毛を痛めてしまう恐れがあります。「とりあえず全部買っておこう」と購入を決めるのではなく、愛犬の毛に必要なブラシを選んであげましょう。
5.犬用フードボウル
フードボウルは必要ですが、必ずしも「犬用」を選ぶ必要はありません。
愛犬がストレスなく食べることができるならば、犬用でない食器やボウルを使ってもよいのです。
また、犬用フードボウルにもさまざまな種類があります。軽量なものから使われている素材の違いなど種類豊富なので、愛犬の食べ方や性格に合わせて選んであげることも大切ですよ。
まとめ
いかがでしたか。今回必要がないと紹介した犬用グッズは、必ずしも必要ないとは限りません。
最初にもお話しした通り、愛犬の体格や成長過程、性格、さらにお家での過ごし方など、さまざまな要素を考慮して、本当に愛犬に必要かどうかを見極めましょう。