犬に絶対NGな『夏のタブー行為』5選
日本の夏は犬たちにとっても過酷な季節です。だからこそ、飼い主が暑さ対策をしっかり行い、熱中症や脱水症状に気をつけてあげなければなりません。ここでは犬に絶対NGな夏のタブー行為を紹介します。
1.冷房の効いていない室内で留守番させる
犬を飼っているご家庭では、夏場は1日中エアコンの冷房をつけっぱなしにすることを心がけておきましょう。最近は夏に連日猛暑日を記録しているため、30分でも冷房を消してしまうと、一気に室内の温度が上がってしまいます。
冷房の効いていない室内で留守番させてしまうと、犬が熱中症になり、最悪の場合、命を落とす危険もあるので、必ず設定温度を24〜26℃にして室温を調節してあげましょう。
また、冷房だけでは停電が起きた時にリスクが伴うので、冷房だけでなく、暑さ対策グッズや扇風機も併用してくださいね。
2.犬の過ごす場所に直射日光が当たっている
犬の寝床やケージを直射日光の当たる場所に置いてしまうと、犬自身にも直射日光の影響が出てしまいます。体に蓄積された熱を逃して体温調節することが難しくなるため、熱中症に陥るリスクも高いでしょう。
また、直射日光だけでなく、窓辺で過ごすスタイルにも注意が必要です。日差しが入らなくとも外気の影響を受けやすい場所なので、なるべく窓辺に面した場所は避けてケージや寝床を設置してあげてください。
3.十分な水分が用意されていない
夏場はエアコンの冷房で室温を調節していたとしても、必要な水分量が増えます。十分な水分が用意されていないと、留守番中、あるいは飼い主が目を離している間に脱水症状に陥ってしまうことも……。
また、給水ボトルだけでは、大量の水を飲みたい時に飲みたい分の量が出ずにストレスが溜まったり、こちらも軽い脱水症状を引き起こす恐れがあります。なるべく給水ボトルだけでなく、ボウルでも水を用意してあげましょう。
4.日差しの強い時間帯に散歩へ連れていく
夏場は犬を散歩に連れていく時間帯にも注意が必要です。まだ陽の出ている日差しの強い時間帯に連れて行ってしまうと、熱中症や脱水症状のリスクが高まります。
また、この時間帯はアスファルトが熱を帯びているため、肉球を火傷してしまうリスクも懸念されるでしょう。必ず陽が落ちている時間帯に、アスファルトが熱を持っていないか確認した上で連れ出してください。
5.車内に放置する
愛犬とお出かけをする人は、短時間でも車内に放置することは避けてください。車の中は家の中よりも急速に温度が上昇しやすく、わずか10分放置しただけで11℃上昇すると言われています。
実際、車内に放置された犬が亡くなってしまう事故が報告されており、大変危険です。車内で待つときは、必ず誰かが付き添い、エンジンとエアコンの冷房をつけっぱなしにしてください。
暑い夏に飼い主が怠ってはいけない必ずすべき対策とは
6月に入ると徐々に蒸し暑い日が訪れます。暑い夏には愛犬が熱中症にならないよう、飼い主が以下の対策を講じましょう。
- 留守番中も冷房はつけっぱなしにする
- 冷房だけでなく扇風機も併用して空気を循環させる
- 犬の寝床は直射日光や外気に影響を受けない場所に設置する
- ベッドを夏用(クールタイプ)に切り替える
- 水分は他の季節よりも多めに準備しておく
- 水は給水ボトルだけでなく水飲み皿も用意しておく
- 散歩は陽が沈んでアスファルトの温度が下がった時間帯に行く
他にも必要に応じて犬用の暑さ対策グッズを取り入れるなど試してみてください。
まとめ
いかがでしたか。紹介したような夏のタブー行為は、愛犬の命を脅かしてしまいます。酷暑を愛犬と元気に乗り切るためにも、紹介した暑さ対策を必ず実践しましょう。