犬の留守番前に確認すべき6つのチェック項目
これから愛犬を留守番させる予定の方や、改めて安全性について確認したい方は、以下にまとめた犬の留守番前に確認すべき6つのチェック項目を参考にしてみてください。
1.快適な環境の確保
犬の安全や安心感を得るために、留守番中はクレートまたはケージの中で過ごさせるのがおすすめです。巣穴を思わせるクレートは犬が落ち着きやすく、1時間程度の短時間の留守番に利用できます。
愛犬がお気に入りのタオルなどを用意しておくなど、リラックスできる環境を整えましょう。また、エアコンは季節に合わせて20〜26度程度に設定し、湿度は40〜60%程度に保つようにします。
直射日光が当たる場所を避けて、普段と変わらない環境を用意するのもポイントです。犬が苦手な音やニオイがないかも、あらかじめ確認しておきましょう。
照明は付けっぱなしにするか、暗くなる時間に合わせてタイマーをセットするなど、犬が不安にならないような環境を作っておきます。
2.危険なものがないかチェック
留守番中に犬の誤飲誤食によるトラブルを避けるために、部屋の中に危険なものがないか必ずチェックを行います。犬が口にすると危険な薬や洗剤、電気コードなどは手の届かない場所に片付けておいてください。
包丁やガスコンロなど危険なものが多いキッチンには、ゲートなどを設置して出入りできないようにしておきます。忘れがちなゴミ箱もしっかり片付けておきましょう。
花や観葉植物も、犬が口にすると害になるものが多いです。危険を回避させる意味でも、留守番中の犬の行動範囲はケージなどで制限しておくようにしてください。
3.脱走を防止する
窓やベランダの鍵をしっかり閉じて、犬が勝手に出入りできないように確認しておきます。留守番中に犬が脱走をしたり、落下や転倒などを起こさないためにも忘れずに確認しましょう。
中にはペットサークルを飛び越えて脱走してしまう犬もいるので、ジャンプ力のある犬や体高の高い犬は適切なサイズの物を選んでください。
4.食事と飲み物の準備
留守番中の飲み水をたっぷりと用意しておきます。万が一水飲み器が倒れたり飲めなくなった場合のために、複数個用意しておくのがおすすめです。
また、留守番の時間に合わせて食事も用意しておきます。長時間の留守番には、自動給餌器を利用すると決まった量の食事を提供でき、食べ過ぎの防止につながるので便利です。
5.排泄の準備
留守番前には、散歩とともに排泄も済ませておくようにします。トイレは寝床や食事をする場所とは違う場所に設置をして、犬が不快にならないような工夫を行いましょう。
トイレトレーを利用する場合は、犬の体型よりも大きめのサイズを選ぶのがコツです。犬に失敗をさせないように、先回りをして準備をしておくように心掛けてください。
6.おもちゃの用意
留守番中に退屈をしないために、お気に入りのおもちゃを用意しておきましょう。この時、犬が誤飲誤食しない適切なサイズを選んで、思い切り噛んでも破壊しない丈夫な素材のものを選ぶのが重要です。
犬用の知育おもちゃなども取り入れながら、ひとり遊びも楽しめるようになると留守番に対する不安やストレスが軽減するでしょう。
まとめ
飼い主さんにとって犬を留守番させることは、不安が大きいものかもしれません。慣れないうちは短時間の留守番から始めて、その様子をペットカメラなどで確認してみるのも一つの手です。
万が一の事故を防ぐために、安全な環境作りを日頃から心掛けておきましょう。