犬の寿命は飼い主の行為で左右されることもある
犬の寿命は、生活環境や生活習慣の影響を受けることも多く、それらの要素は飼い主がコントロールする部分です。犬自身では生活環境や生活習慣を改善することはできないため、飼い主が気をつけて改善してあげなければなりません。
また、飼い主のうっかり行為が愛犬の寿命を左右してしまうこともあります。誤飲や誤食、怪我や病気、ストレスなどに関わる行動をとってしまうと、短命にしてしまう危険もあるので気をつけましょう。
犬の『寿命が短くなる』絶対NG行為5選
飼い主のどのような行為が犬の寿命を縮めてしまうのでしょうか。犬の寿命が短くなる絶対NG行為を見てみましょう。
1.食べ物を手の届く場所に置きっぱなしにする
食べかけのものをテーブルの上に置きっぱなしにしていたり、犬が取り出せてしまうゴミ箱に捨てていたりすると、犬はニオイをたどって美味しそうな食べ物を盗み食いしてしまう恐れがあります。
人間が食べる食べ物は、塩分や糖分が多く含まれていたり、カロリーが高かったりと肥満の原因になります。また、食べ物によっては犬にとって有毒な成分が含まれていることもあり、中毒症状を引き起こす危険もあるので気をつけましょう。
2.「食べたい」になんでも応えてしまう
愛犬から「おやつが欲しい」「飼い主さんが食べているそれ、少しちょうだい」とおねだりされることもあるでしょう。しかし、愛犬からの「食べたい」に毎回応えていると、1日のカロリー摂取量を超えてしまい、肥満になってしまいます。
また、ドッグフードを食べずに「おやつがいい」というわがままに応えていると、食生活のバランスが崩れて体調不良や体のバランスに悪影響を及ぼすことも……。
このような食生活は不健康的で寿命にも影響を及ぼすので、きちんと適量のドッグフードを与えた上で、時々のご褒美におやつを与えましょう。
3.犬の生活環境に危険なものを置いている
犬が生活する環境に、犬にとって危険なものが置かれていると危険です。例えば、タバコや薬、小さな部品やおもちゃなど、うっかり飲み込んでしまうと窒息や腸閉塞、中毒症状を引き起こすものは絶対に手の届かない場所に保管してください。
他にも尖ったものを置きっぱなしにしていると、うっかり踏んづけて怪我を負ってしまったり、興味を引いて口をつけた際に刺さってしまうなどのリスクも懸念されます。
また、インテリア用の観葉植物の中には、犬が触れたり口に入れてしまうと体調不良を引き起こす成分を持つ種類も存在します。犬にとって危険なものは、犬の生活圏から排除してください。
4.犬にとって負担のかかる生活環境で過ごさせる
犬にとって負担のかかる生活環境で過ごさせていると、心身ともにストレスがかかり、健康寿命にも大きく影響します。
例えば、対策を施していないフローリングの上を走らせていると、滑って転倒し骨折や脱臼、打身の怪我を負ってしまう恐れがあります。
他にも慢性的にストレスのかかる環境（警戒心を煽る音が聞こえる、落ち着いて休める場所がない）で過ごしていると、徐々に精神から体調へ異変をきたし、寿命を短くする原因になるので気をつけましょう。
5.ノミやダニ、危険植物のリスクがある場所を散歩させる
散歩中にはさまざまな配慮が必要です。拾い食いや交通事故はもちろん、ノミやダニ、危険植物が生えている場所へのリスクも注意してください。
こうしたリスクを伴う場所を調べずに散歩させてしまうと、健康被害や怪我など、さまざまな悪影響を及ぼします。
必ず近隣の情報を調べ、愛犬にとって安全な散歩ルートを確保しましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬の寿命は、日々の生活習慣や生活環境が影響を与えることも大いにあります。
飼い主の危険行為によって愛犬を短命にしないためにも、あらためて生活習慣や生活環境を見直してみましょう。
