『誰にでもフレンドリーな犬』の特徴
1.落ち着いている
誰とでも仲良くできる犬は全体的に落ち着いています。他の犬に吠えられても、走っている子どもがいてもあまり反応しません。
知人に会ったら尻尾を振るくらいはしますが、興奮して飛びつくことはしないでしょう。相手が子どもや高齢者であったらケガをさせる危険性があるので、やはりマナーは大切です。
誰とでも仲良くできる犬とは、人間社会に適応している犬とも言えます。
2.飼い主のことを信頼している
誰にでもフレンドリーな犬は飼い主のことが大好きです。言うことを効かないときもありますが、飼い主は自分の世話をしてくれる人だとわかって信頼しています。
飼い主は犬にとって一番身近な人間なので、飼い主を信頼すると人間も信頼するようになり、他人への警戒心も薄くなります。
3.成功体験が多い
誰にでも落ち着いて接することができる犬は成功体験をよくしています。犬にとっての成功体験とは飼い主に褒められることです。
犬は褒められる機会が多いと自分に自信がつき、怖いものが減ります。怖いものが減ると行動範囲も広がって知らないものに遭遇したときも堂々としていられます。
愛嬌のある犬には育てるには
飼い主以外の人と接する
犬は飼い主に管理されて生活するので、どうしても飼い主以外の人と接する機会が少なくなってしまいます。
生まれつき慎重な性格の犬であれば、飼い主以外の人を怖がるようになってしまいます。あまりにも怖がりでは病院などで不便ですね。
犬を迎えたらなるべく人が集まる公園に連れていく、知人に合わせるといった他人と接する機会をつくってください。
特に子犬は注目されやすく、かわいがられるので人間社会に適応しやすいです。
人が集まる場所を見せる
家の外には自動車や自転車、他の犬や猫などたくさんの刺激に溢れています。犬がこれらの刺激に慣れていないと、些細なことで反応して人間社会にも適応しにくくなってしまいます。
犬に落ち着きがなければ、公園や駅など人通りが多い場所に積極的に連れていきましょう。その場所を歩かなくても遠くから景色を眺めているだけで犬には刺激になります。
人通りや交通量は時間によって変わります。犬の反応を見て徐々に賑やかな環境に慣らしてください。慣れてくると犬は大きな音や物を前にしても大丈夫なんだとわかります。
犬のペースに合わせる
犬の性格は虐待に遭った、元の飼い主を亡くしたなどの経験も関わってきますが、生まれつきも大きく関係しています。
特に辛い経験をしていなくても元々怖がりな性格の犬はいます。そんな犬を無理やりフレンドリーにしようと騒がしい場所に連れていっては逆効果になることがあります。
何度も苦手な場所に連れていくと飼い主を信頼しなくなってしまうこともあるので、犬の性格をよくわかってペースに合わせてあげることが大切です。
小さなことでもよく褒める
犬は飼い主に褒められる機会が多いと、自己肯定感が高くなって予想外のことが起こってもパニックになりにくいです。
子犬期は覚えることが多いので褒める機会が多いでしょう。しかし成犬になってくるとオテやマテなどの基本的なコマンドは覚えてしまって褒める機会が減ります。
犬に飼い主の笑顔を見せて褒めることは大切です。小さなことでも良いので愛犬が良い子にしていたら褒めてあげてください。
まとめ
愛犬には友達をたくさん作って幸せに暮らしてほしいと思う人が多いでしょう。ですが愛犬が元々あまり社交的でなければ無理に他の犬とつきあう必要はありません。
人間を攻撃せず飼い主の言うことを効いていれば良い犬です。その犬の個性をわかって人間社会に適応できるように育ててあげてください。