1.かまって欲しい
飼い主さんが家で仕事や家事をしていたり、スマホを見ていたりするとき、愛犬が近づいてきて、前足で触れてくることがあるのではないでしょうか。
このようなとき、犬は飼い主さんに自分のことを見てもらったり、かまってもらったりすることを望んでいることが考えられます。
飼い主さんが別のことに夢中になっていると感じるとき、寂しさを感じて気を引きたいと思っているのでしょう。
特別何かして欲しいことがあるわけではなくても、大好きな飼い主さんにかまってもらいたいと思うことは自然なことだと思います。
2.甘えたい、なでて欲しい
飼い主さんに自分のことを気にかけて欲しくて、合図するように前足を乗せてくることがありますが、より強い気持ちでそのような行動をすることもあります。
飼い主さんに甘えたい、なでてもらいたいと思っているときに、飼い主さんの手に前足をかけたり手の下に頭や体を押し込んだりします。
愛犬がそのような行動をしてきたときは、日頃の接し方や関わり方を見直して、スキンシップが足りているかを考えてみてください。
また、愛犬のことをなでていた手が止まったときなどにも、「もっとなでて」というかのように、前足を乗せて合図してくることもあります。
3.不安なことがある
犬は不安を感じたときなどに、信頼できる人のそばにいたり、体をつけたりして安心感を得ようとします。
そのため、不安そうに上目遣いで飼い主さんのことを見ながら前足を乗せてくるときは、何か怖いことや心配なことがあるのかもしれません。
キラキラとした瞳で見つめてくるときは、「なでてもらいたい」「かまってもらいたい」といった気持ちでいることが多いと思いますが、ネガティブな感情でいるときは伏し目がちになったり、姿勢を低くしたりする様子が見られます。
4.要求したいことがある
飼い主さんをジッと見つめたあとに前足を乗せたり、何度も前足で合図したりするときは、明確に伝えたいことや求めていることがあると考えられます。
具体的には、「散歩に行きたい」「ご飯が欲しい」「おもちゃで遊びたい」などといった要求があるとき、飼い主さんに伝えようとして行動しているのです。
多くの家庭では、生活リズムがある程度整っていて、食事や散歩の時間帯やタイミングが大まかに決まっていると思います。
犬も体感的にそれを理解しているため、いつもより食事や散歩が遅れているときなどに「早く!」という気持ちで前足を使って合図することがあります。
まとめ
犬は飼い主さんと様々な方法でコミュニケーションを取ろうとします。
犬が飼い主さんの手足や体に前足を乗せるときは、何らかの気持ちを伝えたり共有したりしようとしていることが考えられます。
何を伝えようとしているかは、犬の表情や行動を観察し、普段の関わり方を見直して考えてみてください。