犬が興味を示さない人に共通する特徴
1.犬に対して関心がない
犬は、自分に対して興味を持ってくれている人に対して、より強い興味を持つ傾向があります。
「犬は犬好きな人がわかる」と言われるのは、犬好きな人が犬に対して見せる友好的な態度や視線、仕草などをしっかりと感じ取っているからです。
自分に興味を持ってくれている人には、犬も積極的に近づいていき、コミュニケーションを取ろうとします。
しかし、犬に対して興味を示していない人の場合、近づいてもかまってもらったり遊んでもらったりすることはできないでしょう。
ある程度の経験を重ねた犬ほどそれを理解しているため、犬に対して興味を持っていない人には関心を持つことはあまりありません。
2.犬の行動をほめない
犬は自分のことを可愛がってくれたり、ほめてくれたりする人に懐きやすい傾向があります。
ただむやみに可愛がるというよりも、犬がした行動に対して適切な反応をしたり、声掛けをしたりする人に対して、犬はより強い興味や関心を持ちます。
そのような相手に対して、犬は「自分のことを理解してくれた!」という気持ちになり、もっと自分のことを見てもらおうとします。
反対に、犬の行動に対してリアクションをしない人や何をしてもほめてくれない人は、犬にとって関わるメリットが少なく、興味を失っていくものです。
3.犬と遊ぼうとしない
犬は遊びを通してコミュニケーションを取るため、好きな人や興味のある人とも遊びたがります。
遊びは楽しいだけでなく、ストレス発散になったり人とのスキンシップになったりと、犬にとって様々なメリットがあると考えられます。
遊んでくれない相手に対しては、関心を持ちにくく、少し近づいてもすぐに離れて行ってしまうことがあります。
興味がない人に対する犬の行動
犬は好きな人や積極的に関わりたいと思っている人とは、アイコンタクトを取ろうとします。
アイコンタクトは犬にとって非常に大切なコミュニケーション方法で、そこから様々なかかわりが始まっていきます。
そのため、興味を持っておらず関わりたいと思っていない相手に対しては、視線を送ったり目を合わせようとしたりすることもありません。
また、犬は興味がない相手と関わることを望んでいないため、自ら近づこうともしません。好きでも嫌いでもなく、ただ関心がないという場合は、近づいていくこともありませんが逃げることもないでしょう。
興味がないというだけでなく、「あまり関わりたくない」と思っている場合は、関わりを拒否するかのように背中を向けたり、静かに離れたりする様子が見られます。
犬との仲を深めるコツ
「犬に興味を持ってもらいたい!もっと仲良くなりたい!」と思っている人は、楽しそうな雰囲気を演出できるように意識しましょう。
犬は、自分と楽しく遊んでくれる人や自分としっかり向き合ってコミュニケーションを取ってくれる人のことが好きなので、穏やかで明るいタイプの人に興味を持ちます。
ただし、突然犬に触ったり、正面からグイグイ近づいていったりすることは逆効果です。そうした接し方は、犬を怖がらせたり不快にさせたりする可能性が高いので、少し距離を取ったまま笑顔で声をかけてみましょう。
また、犬の飼い主さんと楽しそうに話したり、おもちゃを使って遊びに誘ったりするのもおすすめです。犬がしている行動をやや高めの声でほめてあげたり、なでてあげたりすると、犬は「もっとこの人と遊びたい!」と思ってくれるかもしれません。
まとめ
犬はコミュニケーションを取るのが好きな動物です。犬同士はもちろん、人と遊んだり触れ合ったりすることにも喜びや楽しさを感じたりします。
ただし、なかには犬も興味を持ちにくいタイプの人や苦手だと感じるタイプの人もいます。
犬と仲良くなりたい場合は、この記事で紹介した内容を参考にして、明るく楽しそうにふるまって、犬の興味をひいてみてくださいね。