犬の性格は遺伝性要因と後天的要因を組み合わせて決まる
人間と同じように、犬にもそれぞれ性格があります。社交的な犬もいれば、警戒心の強い犬もいたり、臆病な犬もいるでしょう。
犬の性格は遺伝的要因が大きいと思われがちですが、遺伝的要因は性格を形成する要素の一部であり、後天的な要因(飼育環境や育て方、接し方、子犬期の経験など)も大きく影響しています。
遺伝的要因と後天的な要因が組み合わさることで、その犬ならではの性格や特質が形成されるので、一概に同じ犬種だから同じような性格になるとは限りません。
『人好きな犬』の特徴4選
それでは、フレンドリーで人懐っこい『人好きな犬』は、どのような特徴が共通しているのでしょうか。犬の中でも特に人に対して友好的な犬の特徴を紹介します。
1.自ら飼い主以外の人に近づいていく
散歩していると、他の飼い主さんや道端を通行する犬を連れていない一般の歩行者と出会うことがあります。そんな時、人好きな犬は「こんにちは!」と挨拶するために自ら近づこうとする様子を見せることが多いです。
特に犬を連れて歩いている人を見かけると、相手のワンコに興味を持ちつつ、最終的には相手の飼い主さんに「こんにちは!」「僕です!」とアピールするように友好的な態度をとるようになる……というケースも多く見かけます。
2.人に触れられても嫌がらない
元々犬は警戒心の強い動物なので、自分の仲間(飼い主や家族)として認識していない相手には、少なからず警戒心を働かせる傾向が見られます。
しかし、人好きな犬は飼い主以外の人に対して警戒心を見せることなく、触れられても嫌がったり緊張している様子を見せずに落ち着いた態度で嬉しそうに受け入れることが多いです。
3.家に知らない人が来ても警戒しない
犬にとって自分のテリトリーでもある家の中は、安全な場所である必要があります。したがって、一般的に知らない人が家の中に入ってくると、唸ったり距離をとりながら観察したりと警戒する様子を見せる犬が多いです。
しかし、人好きな犬は警戒心が非常に薄いため、「こんにちは!」「あなたは誰?」と自ら近づいていき、その人のニオイをくんくんと嗅ぎ出します。このように警戒せずに近づいていくフレンドリーさが人好きな犬の大きな特徴と言えるでしょう。
4.人の近くでリラックスした様子を見せる
飼い主の近くでリラックスした様子を見せる犬は多くいますが、飼い主以外の人の前でもリラックスした状態を見せる犬は、人が大好きゆえに飼い主以外の人にも無防備な状態を見せている可能性があります。
目の前で仰向けになってお腹を撫でてもらおうとしたり、初対面の相手に寄りかかるように座りくつろいだりといった行動を見せることが多いです。
フレンドリーな性格のワンコが喜ぶ接し方
フレンドリーな性格のワンコは、人と関わることが大好きです。以下の接し方を意識しながら積極的にコミュニケーションをとることで、ワンコの満足感が高まるでしょう。
- アイコンタクトをしっかりとる
- 落ち着いた態度と笑顔で接する
- 喜ぶ体の部分にたくさん触れてあげる
- 行動や簡単なトレーニングに対して褒めてあげる
通常、犬は真正面からじっと見つめられる行為を苦手とします。しかし、アイコンタクトには信頼や親しみを込めた意味も含まれるため、人好きな犬の場合はアイコンタクトを送られることで喜ぶ犬が多いです。特に飼い主の場合は、日常的にアイコンタクトを送ってあげましょう。
まとめ
いかがでしたか。人好きな犬の特徴として、今回ご紹介したような特徴が挙げられます。フレンドリーな性格のワンコは人と接することが大好きなので、飼い主さんは積極的にコミュニケーションをとってあげてください。