犬の涙やけが悪化する『飼い主のNG習慣』4選 日頃からできる簡単なお手入れ方法までご紹介

犬の涙やけが悪化する『飼い主のNG習慣』4選 日頃からできる簡単なお手入れ方法までご紹介

愛犬の涙やけがひどくて悩んでいる飼い主は意外と多くいます。一度できてしまうと悪化の一途をたどりやすい涙やけは、飼い主の習慣が原因で悪化していることも……。本記事では、犬の涙やけを悪化させてしまう飼い主のNG習慣をご紹介します。

お気に入り登録
SupervisorImage

記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬の『涙やけ』とは

犬の涙やけ

犬の涙やけは、できやすい犬種とできにくい犬種がいるものの、すべての犬が引き起こす可能性のある症状です。

涙やけとは、何らかの原因によって涙が分泌され、目の周りに涙がこびりつくことで成分が酸化したり細菌が繁殖したりして茶色や赤茶色に変色する現象を指します。

涙やけを放置していると細菌が繁殖して不衛生ですし、何らかの原因によって引き起こされているならば、その原因を解消してあげる必要があります。まずは涙やけのお手入れを行い、悪化してきたら動物病院に相談しましょう。

犬の涙やけが悪化する『飼い主のNG習慣』4選

涙を流す犬

犬の涙やけが悪化する原因として、飼い主の習慣が関係しているケースも多いです。ここでは犬の涙やけが悪化する飼い主のNG習慣を紹介します。

1.部屋の掃除や換気を怠る

犬の涙やけは、埃やチリといったハウスダストが目に入ることで涙を引き起こしているケースが非常に多いです。部屋の掃除や換気を怠っていると、ハウスダストが空気中に舞い、犬の目に入るリスクが高まるので、涙やけが悪化しやすくなります。

したがって、犬の涙やけを少しでも予防する方法として、必ずお部屋の掃除(掃除機と拭き掃除)をしながら毎日換気を行いましょう。

2.アレルギー反応を起こす食べ物を与えている

犬は食べ物に対してアレルギー反応を起こすこともあり、その症状の1つとして涙の分泌量が増えるという症状が挙げられます。

したがって、ある時期を境に涙の分泌量が増えたり、同時に痒がったりする様子を見せている場合は、与えた食べ物の中にアレルギー反応を引き起こす食べ物が含まれていた可能性も考えられるでしょう。

アレルギーが少しでも疑われる場合には、かかりつけの動物病院に相談し、アレルギー検査を受けてください。

3.添加物や保存料が多く含まれている食品を与える

キッチンに座り込む2匹の犬

食品に含まれている添加物や保存料も涙の分泌量を増やす作用があると考えられています。これは犬によって個体差が大きいので、同じドッグフードを食べていても、片方は全く異常が生じず、もう片方の犬だけ涙の分泌量が増えるといった差が生まれることも珍しくありません。

与えているドッグフードを切り替えた途端に涙の分泌量が増えたという場合は、ドッグフードに原因がある可能性も考えられます。かかりつけの動物病院に相談し、愛犬にあったドッグフードを紹介してもらいましょう。

4.適切なお手入れをせずに放置する

愛犬の目の周りに涙やけができてしまった場合、毎日適切なお手入れを行うことが大事です。お手入れをせずに放置してしまうと、涙やけがよりこびりついてしまい、変色度合いが悪化してしまう恐れがあります。

また、お手入れしていないと目の周りの毛が目に入って刺激を与えてしまい、さらに涙の分泌量を増やしてしまうかもしれません。涙やけができている犬は、必ず毎日適切な方法でお手入れしてあげましょう。

日頃からできる涙やけの簡単なお手入れ方法

目の下を拭く

愛犬の目の周りに涙や毛を発見したら、日頃から涙やけの原因である涙を優しく拭き取ってあげるお手入れを習慣化しましょう。

ティッシュは素材が硬いので目の周りの皮膚や被毛を傷つけたり、誤って目に入ってしまうと眼球を傷つけてしまう恐れがあります。そのため、ガーゼやコットンなどの柔らかい素材のもので涙を拭き取ってあげてください。

涙がこびりついてしまっている場合は、コットンやガーゼを水で濡らしてふやかしてあげたり、市販されている涙やけクリーナーを使って優しく拭き取ってあげましょう。ゴシゴシと擦ってしまうと、余計に刺激を与えてしまい、涙やけが悪化してしまうのでやめてください。

まとめ

犬の目元を拭こうとする女性

いかがでしたか。犬の涙やけは毎日のお手入れによって多少であれば緩和することは可能です。しかし、悪化してしまった場合は飼い主のお手入れだけで対処が難しいので、必ず動物病院に相談し、適切な治療を受けてください。

はてな
Pocket
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。