️わんこの精神年齢
わんこは、オオカミが幼形進化を遂げた動物だと言われています。幼形進化あるいは幼形成熟とは、本来は祖先の幼い頃にのみ見られる特徴を持ち合わせたまま性的に成熟することです。
わんこの遊び好きな性格や愛らしい見た目は、幼形進化ゆえのものと考えられています。
そんなわんこの精神年齢ですが、犬種や個体による差はあるものの、人間に換算すると概ね2〜3歳児と同等と言われています。
そこから大きく成長することはありませんから、わんこは永遠の3歳児とも言えるでしょう。
️わんこの知能
では具体的に人間の3歳児程度の精神年齢とは、どの程度の知能になるのでしょうか。
200語程度の単語を理解できる
ドイツのマックス・プランク研究所によると、わんこは人間の言葉を最大で200語以上理解できると言われています。人間の2歳児の語彙の目安が200〜300語程度ですから、まさにそれと同等です。
また「あっちを見て」などの指さしが理解できることや、「◯◯を持ってきて」といった簡単な指示を理解して行動することができるなどの言語理解能力も、わんこと2〜3歳児ではとてもよく似ています。
もちろん、発語がないという点では人間の子どもとのコミュニケーションと大きく異なりますが、こちらの言いたいことを理解してくれるという点では幼児とほとんど変わりません。
恥じらいなどの感情はない
わんこが失敗をしたときやドジを踏んだとき、こちらの視線を気にするように物陰に隠れたり素知らぬふりをしたりと、何となくわんこが恥ずかしそうにしている姿を見たことがある人もいるかもしれません。
しかし実際のところ、わんこには「恥ずかしい」という感情はないと考えられています。なぜなら人間の子どもも、他人の目を気にして恥じらう気持ちが芽生えるのは、2〜3歳児頃。まさにわんこの精神年齢を人間に換算したときと同じくらいだからです。
優れた嗅覚や聴覚でさまざまなことを読み取れる
知能とはまた少し別の能力かもしれませんが、わんこはその優れた嗅覚や聴覚で人間には認識できないさまざまなことを察知・分析しています。
例えば人間の汗の匂いで、その人が緊張状態にあるかリラックスしているかをかぎ分けることもできると言われています。また、家族が喧嘩をしていると仲裁に入ったり、泣いている家族を慰めたりするという話もよく聞きます。
わんこは群れで暮らしてきたため、仲間と平和を保って暮らしていくために共感力も発達させてきました。そのため、他人の感情や空気を読む能力は、人間の幼児どころか大人よりも優れていると言えるかもしれません。
️まとめ
犬種やその子の個性によっては、2〜3歳よりずっとおとなびて落ち着いているという子もいるでしょう。
わんこの精神年齢や知能は個体差も大きいため、今回ご紹介した内容は一概には言えません。ただとにかく確かなことは、わんこは私たちが想像しているよりもずっと賢い可能性があるということです。