『トリミング』が絶対必須な犬種5選 お手入れをしないことで起こる悪影響まで

『トリミング』が絶対必須な犬種5選 お手入れをしないことで起こる悪影響まで

犬種によっては、定期的にトリミングしなければ見た目が悪くなるだけでなく、さまざまな健康被害を生じる恐れがあります。今回は、毛のお手入れしないことで起こる悪影響や『トリミング』が絶対必須な犬種をみていきましょう。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬の『トリミング』…毛のお手入れを怠るとどうなるの?

毛をカットしてもらう犬

犬は犬種によってトリミングサロンに通う頻度が大きく異なります。一般的に、長毛犬種は1ヶ月半〜2ヶ月に一度のお手入れが推奨されており、反対に短毛犬種は3〜4ヶ月に一度で問題ない犬も多いです。

もしも適切な頻度でのお手入れを怠ってしまった場合、見た目だけの問題ではなく、毛が絡まり合って毛玉になってしまったり、目や口周りの毛が入ってしまい不快感を覚えたり、伸び切った毛の間で細菌が繁殖してしまうなどの悪影響も考えられます。

特にシングルコート犬種は毛が抜け代わりにくいため、定期的に人の手でカットしてあげなければいけません。

『トリミング』が絶対必須な犬種5選

カットされるビションフリーゼ

一般的に、長毛犬種や換毛期に生え変わりの少ないシングルコート犬種などは、トリミングが定期的に必須となります。具体的にはどのような犬種が当てはまるのでしょうか。

1.プードル犬種

トイプードルをはじめとしたプードル犬種は、長毛種であるのに加え、毛の抜け変わりも少なく、さらに毛がカールしているため、定期的にお手入れしなければ汚れが絡まり合い、皮膚や被毛が不衛生な状態になりがちです。

プードル犬種は1ヶ月に1度のカットが理想とされていますが、難しい場合は最低でも1ヶ月半〜2ヶ月に一度はトリミングサロンに連れて行ってあげましょう。

2.マルチーズ

ブラッシングしてもらうマルチーズ

マルチーズは純白のシルキーコートと呼ばれる柔らかい毛が特徴的な犬種です。長毛であり、なおかつ柔らかい毛は絡まりやすく、定期的にお手入れしなければ、その美しい毛並みを維持することが難しいでしょう。

毛玉を作らないためにも、理想は1ヶ月に一度、トリミングサロンでカットやシャンプーをしてもらいましょう。また、静電気が発生しやすいため、2週間に一度、ご家庭でシャンプーしたり、毎日ブラッシングすることも忘れずに。

3.ミニチュアシュナウザー

ミニチュアシュナウザーは、硬めの長い毛を持つ犬種です。また、他の犬に比べて毛の伸びが早い特徴があるため、1〜2ヶ月に一度はトリミングサロンへ行き、毛の長さを整えてもらうべきでしょう。

ただし、夏場などに短くカットした場合は、3ヶ月に一度に頻度を落としても伸び切ることはないので問題ありません。愛犬の毛の伸び方を見てトリミングサロンへ行く日程を決めてください。

4.ヨークシャーテリア

カットされるヨークシャーテリア

ヨークシャーテリアも長毛種の代表と言っても過言ではない、美しい流れるような長い毛が特徴的です。放置していると、毛が絡まりやすくなったり、他の犬種に比べて皮脂量が多いため、ベタつくなどの症状が目立ちます。

したがって、ヨークシャーテリアも1ヶ月半〜2ヶ月に一度を目安にトリミングサロンに連れて行くのが理想です。ロングスタイルにカットしてもらった場合は、次回のトリミング時期が早まるので注意してください。

5.シーズー

シーズーも毛の伸びるスピードが早く、そのまま放置していると毛玉ができやすくなるため、早めにトリミングサロンに連れて行くことが推奨されています。

また、毛の特性上、夏場よりも冬場の方が静電気で埃が付着しやすい傾向にあります。したがって、夏場は2ヶ月に一度、冬場は1ヶ月半に一度を目安にカットしてもらうと安心です。

まとめ

カットしてもらうダックスフンド

いかがでしたか。長毛犬種や抜け毛の少ない犬種は、頻繁にトリミングサロンでカットしてもらう必要があります。ただし、シニア犬などは頻繁に連れて行ってしまうと体に負担をかけてしまうので、短毛にカットメニューを変更するなど、トリマーさんと相談しながら決めましょう。

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