犬の多頭飼いのメリット
お留守番中の寂しい思いをさせないこと
犬の多頭飼いのメリットは、お留守番中の寂しい思いをさせないことです。
お留守番は、犬にとって退屈な時間です。退屈な時間を紛らわせるため、家具や壁紙を噛むなどのイタズラをしてしまうことがあります。
お留守番中の寂しい思いがストレスの積み重ねとなり、粗相の原因になってしまうことがあります。
同居する犬がいれば、退屈な思いをすることも、寂しい思いをすることもなくなるでしょう。
筆者の家では「超小型犬」「中型犬」「猫」を多頭飼いしています。頭数が増える度に、飼い主の帰宅を大袈裟に喜んで出迎える頻度が減ったように思います。
しつけが楽になること
犬の多頭飼いのメリットは、しつけが楽になることです。
先住犬のしつけによって、成功と失敗を繰り返し、飼い主としての学びがあります。加えて、先住犬が後輩犬のしつけをしてくれることによって、後輩犬は先住犬を見て社会性を学びます。
良いことも悪いことも真似をするため、まずは1匹目(先住犬)のしつけを完璧にしておくことが大事です。
犬の多頭飼いのデメリット
相性が合わないこと
犬の多頭飼いのデメリットは、相性が合わないことです。
相性が合わず、喧嘩ばかりするようであれば、住み分けが必要になります。安全と命を守るためには、これが一番いい選択かもしれません。
後から迎えた犬を手放すという選択をする飼い主もいます。こういった心配をされるのであれば、トライアル期間のある保護犬を迎えるという方法をおすすめします。
筆者が初めて多頭飼いをしたときは、相性が合わず、一緒に遊ぶこともなければ同じ部屋で過ごすこともありませんでしたが、喧嘩をすることもありませんでした。
仲良く一緒にお散歩したり遊んだりというのは私の勝手な理想であって、「仲良く一緒に遊べなくても喧嘩をしなければそれでいい」という結論に至りました。
時間とお金がかかること
犬の多頭飼いのデメリットは、時間とお金がかかることです。
同じ犬種であれば、お散歩にかかる時間も、生活や医療にかかるお金も、単純に“倍になる”と考えても良さそうですが、実際にはそうとも限りません。
我が家では、1匹目が超小型犬、2匹目が中型犬なので、事によっては5倍ほどかかります。
ご存知かもしれませんが、犬も若いうちは医療費がほとんどかかりません。しかし、シニアになると驚くほど医療費が増えます。将来のことも考えて多頭飼いをしなければなりません。
まとめ
犬の多頭飼いのメリットとデメリットを解説しました。
メリット
- お留守番中の寂しい思いをさせないこと
- しつけが楽になること
デメリット
- 相性が合わないこと
- 時間とお金がかかること
犬同士の相性が合うに越したことはありませんが、相性が合わなかったときのことも考えて多頭飼いしなければなりません。
少し触れましたが、保護施設で暮らしている保護犬を迎えるときには、飼い主や家族や先住犬との相性を見極めるためのトライアル期間というものが設けられます。
喧嘩をするなど、犬同士の相性が合わなければ迎えることはできません。犬同士の相性を心配されるのであれば、トライアル期間のある保護犬を後輩犬として迎える方法も検討されてみてはいかがでしょうか。