犬に絶対してはいけない『シャンプー方法』4選 誤ったやり方が愛犬に与える負担とは

犬に絶対してはいけない『シャンプー方法』4選 誤ったやり方が愛犬に与える負担とは

犬にシャンプーする際、「これで合ってるのかな?」と不安になることはありませんか。誤ったやり方は犬に負担をかけてしまうので、この記事で犬に絶対してはいけないシャンプー方法や正しいやり方のコツを確認しましょう。

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記事の監修

めのうアニマルクリニック院長。猫が大好きなあまり、犬と猫を分けた動物病院を開院。「犬にも猫にも優しい動物病院」をコンセプトにしています。腫瘍学を得意分野としていますが、しつけに対しても力を入れており、パピークラスを開校して子犬のトレーニングを行っています。

誤ったシャンプー方法は犬に負担をかけることも

シャンプーされる犬

犬のシャンプーは月に1〜2回が推奨されています。あまり洗い過ぎてしまうと皮膚のバリア機能が低下してしまうため、適度に体を清潔にしてあげる程度が望ましいです。

他にも誤ったシャンプー方法を実践していると、皮膚や被毛の健康が損なわれたり、犬に強いストレスを与えてしまう恐れがあるので注意してください。

シャンプーされることに強い恐怖を抱いてしまうと、トラウマとなり、今後シャンプーのたびにストレスを感じることになるので、なるべく愛犬が怖がらないよう、手早く済ませましょう。

犬に絶対してはいけない『シャンプー方法』4選

シャワーをかけられる犬

どのようなシャンプー方法が犬に負担をかけてしまうのでしょうか。

1.シャンプーを泡立てずに皮膚や被毛にかける

シャンプーで犬の体を洗うとき、シャンプーを容器から出してそのまま皮膚や被毛に塗りつけてしまう人がいます。しかし、この方法でシャンプーすると、洗い流す時にシャンプー液を洗い流しきれず、体に残ってしまうことも。

シャンプー液が皮膚や被毛に残ってしまうと、そこから雑菌が繁殖してしまうため、皮膚炎などの原因になります。シャンプーは水を加えて手で泡立ててから使いましょう。

2.強い水圧でシャワーをかける

シャワーで汚れを落としたりシャンプーを洗い流したりする際、水圧には十分気をつけてください。強い水圧のまま犬の体にかけてしまうと、人間よりも弱い犬の皮膚には刺激が強過ぎます。

痛みを感じてお風呂に苦手意識を感じるようになったり、皮膚や被毛を傷めたりする恐れがあるので、犬に合わせて弱めの水圧で洗い流すようにしてください。

3.熱すぎるお湯で洗い流す

シャワー

犬に適したシャワーの温度は37〜38度のぬるま湯です。熱すぎるお湯をかけてしまうと、火傷を負ったり、犬自身が熱さにびっくりしてしまい、強いストレスを感じてしまいます。

人間が触ってぬるいと感じる程度が犬にとっては心地よく感じるシャワー温度なので、犬の体にかける前に自分で触って温度を確かめてみましょう。また、犬にシャワーをかける際は、体や頭からかけるのではなく、足先から徐々に体に向けてかけていきましょう。

4.人間用のシャンプーを使う

犬には犬用のシャンプーを使うようにしてください。人間用のシャンプーは、犬の弱く薄い皮膚に刺激が強すぎるため、皮膚炎などの原因になりかねません。

また、人間用のシャンプーは香料が含まれているものも多くあるので、犬にとってはニオイもストレス要因になります。ペットショップや通販サイトに犬用のシャンプーが販売されているので、低刺激タイプのものを選んで使いましょう。

また、皮膚炎やアレルギー症状が現れている犬の場合は、より低刺激で皮膚に配慮したシャンプーがおすすめです。動物病院で処方してもらえることも多いので、かかりつけの動物病院で相談してみましょう。

正しいシャンプーの手順やコツを解説

首のあたりをシャンプーしてもらう犬

犬のシャンプーは正しい手順とコツを押さえておくことで、犬に負担が少なく、手早く済ませることができます。

まずはブラッシング後に体全体をしっかりシャワーで濡らしていきます。これにより、ある程度の汚れを取り除くことができるため、シャンプー時間の短縮につながりますよ。

その後、シャンプーを手で泡立ててから後ろ足、お尻、胴体、前足、首、頭の順番に洗っていきます。ゴシゴシと強い力で擦ってしまうと不安にさせてしまうので、優しく手早く行いましょう。

全身を洗った後は、シャワーでシャンプーを洗い流します。なるべくシャワーは体に近づけて、刺激が強くならないように配慮しながらシャンプーが残らないよう洗い流してください。洗い流す順番は、顔から胴体、足、お尻、しっぽと頭から後方にかけて洗い流していきます。

まとめ

タオルで体を拭いてもらう犬

シャンプーするときは、犬に負担がかからないようコツを押さえながら手早く行います。洗い終わった後は、濡れた状態のまま放置せず、しっかりタオルドライしてからドライヤーで仕上げましょう。

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