冬場も水分不足に注意!犬が水を飲まなくなる原因は?
水分不足は夏場に陥るイメージが強いと思いますが、冬場も寒さで自発的に水を補給することを忘れたり、乾燥によって水分不足に陥ることはよくあります。
犬が水を飲まなくなる原因として、寒さやストレス、老化、活動量の低下などが考えられます。また、疾患によって水分補給量が減ることもあるので、水分不足に陥っている場合は早めに動物病院へ連れて行きましょう。
犬の『水分不足』サイン4選
犬が水分不足に陥ると、どのようなサインを見せるのでしょうか。
1.ぐったりとしていて元気がない
水分が不足している状態では、ぐったりとした様子を見せたり、同じ場所から動こうとせず、」活動量が明らかに減るなどの元気消失症状が見られます。
水を十分に飲んでいないと、体のあらゆる機能が低下してしまうため、いつものように動く元気すら失われてしまうのです。
2.1回のおしっこが色濃く少ない
水分を必要な量摂っていないと、体から水分が失われないように体が機能するため、1回のおしっこの量が少なくなります。すると、水分量が少ない分、おしっこの色も濃い黄色やオレンジに近い色になりがちです。
トイレシートの上でおしっこした際、おしっこの色が濃い、いつもより量が少ないと感じた場合は、水分不足を疑ってください。
3.舌を出して乱れた呼吸を繰り返す
水分不足に陥ると、呼吸が乱れる様子を見せる犬も増えます。これは起きる症状の順序が逆のケースも多く、体調不良によって呼吸が乱れることで、体内の水分が口から蒸発してしまい、
水分不足に陥ることもあります。
水分が不足してしまうと、脱水症状と同じ症状が現れるため、酸素を取り入れようと息が荒くなりがちです。すると、さらに体内の水分が排出されてしまうため、症状が悪化する傾向も。
4.皮膚に弾力やハリがなくなる
体内の水分が不足していると、皮膚の状態に異変が現れます。主な症状として、皮膚の弾力やハリがなくなるなどの異変が現れます。
犬の背中や腰あたりの皮膚を軽くつまみ、離した後に皮膚が元の状態に戻るまでの時間を確認してください。元に戻るまでに2秒以上かかる場合は、皮膚に弾力やハリがなくなっているサインです。水分不足を疑いましょう。
犬が水分不足になった時の対処法
犬が水分不足になった時は、まずあらゆる方法で水分を補給させましょう。スポイトで口まで水を持って行き飲ませてみたり、ドッグフードや手作り食に水を含ませて水分を補給させたりする方法があります。
ただし、水分補給に成功した場合も水を飲んでくれない場合も、必ず動物病院へ早めに連れて行き、愛犬の健康状態を診察してもらいましょう。
また、水分不足に加え、下痢や嘔吐などの症状が現れている場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってください。さらに症状が悪化し、脱水症状が重症化する恐れがあります。
まとめ
犬が水分不足に陥ると、脱水症状に陥ったり、最悪の場合、症状が悪化して命の危険も懸念されます。愛犬が水分不足になっていないか日常的に様子を観察し、水分が不足しているようならば適切に対処しましょう。