節約しすぎてはいけない『犬にかかる費用』5選 愛犬のために絶対必要な出費とは?

節約しすぎてはいけない『犬にかかる費用』5選 愛犬のために絶対必要な出費とは?

犬と暮らしていると、さまざまな場面で費用が掛かってきます。少しでも出費を抑えようと節約に励む方もいるかもしれませんが、誤った節約をしてしまうとかえってお金がかかってしまうこともあるようです。今回は、愛犬のために「必要な出費」について解説していきます。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

1.医療費

診察を受ける犬

犬を飼う上で絶対に必要なのが医療費です。これは病気や怪我の治療だけでなく、健康診断や予防接種なども含まれます。

特にノミ・ダニ、寄生虫から身を守る予防薬や、ワクチン接種などは愛犬だけでなく周囲の人や犬のためにも必要です。

また、狂犬病ワクチンは法律で接種させることが必須になっているので、必ず接種させるようにしましょう。

他にも、去勢・避妊手術にも費用が掛かります。不妊手術は必須ではありませんが、特定の病気の予防や発情期の問題行動の抑制にもなるので、愛犬のためにも飼い主のためにも受けることをおすすめします。

手術料は性別や体格などで異なりますが、2~6万円ほどです。日帰りで出来ることも多いですが、避妊手術の場合は1泊することもあるようです。

不妊手術は一度きりですが、健康診断は年1回、老犬は年2回必要になります。突発的な病気や怪我で費用が掛かることもあるので、ある程度金銭面に余裕を持つ必要があることを覚えておきましょう。

2.保険料

ペット保険の加入画面

犬の保険への加入は任意ですが、急な病気や怪我による治療費や入院費を保証してくれるため、可能であれば入ることをおすすめします。

犬は人間よりも早く歳をとるため、病気の進行も早くなります。また、持病を持っている場合は通院や定期的な投薬なども必要になることがあるため、いざという時に保険に入っているほうが安心です。

病気や怪我をしたときに「費用が高くて適切な治療が受けられない」なんてことにならないように備えておくことも大切です。

3.食事

食事する犬

節約のために安いフードを選ぶ方もいるかもしれませんが、値段だけで選ぶのは危険です。

安いだけのフードは、添加物や着色料などが多く含まれていることがあり、愛犬の体に害を及ぼす危険性があります。

また、安いフードで体調を崩したりアレルギーになってしまったら、医療費が高くつくことになってしまいます。節約のために安いフードを選んでいたのに、治療費がかかってしまうのでは本末転倒ですよね。

フードを選ぶときは必ず原材料を確認し、肉や魚などのタンパク質がきちんと含まれているかを確認しましょう。

もちろん高ければいい、というわけでもありませんので、愛犬の好みや体格に合わせたフードを選ぶようにしてくださいね。

4.光熱費

女性と犬

犬に限らずペットと暮らすときに惜しんではいけないのが、光熱費です。住んでいる地域にもよりますが、エアコンはほぼ一年中稼働しなければいけなくなるので、電気代はどうしても高くなってしまいます。

しかし、電気代がもったいないからと室温の管理を怠ると、病気にかかるリスクが高まるだけでなく、夏は熱中症で最悪の場合死に至るケースもあります。

特に飼い主の外出中に節約のためエアコンを切ってしまい、その間に熱中症になってしまったという事例は少なくありません。

犬と生活している間は、一日中エアコンを稼働させて室温を安定させなければいけないことを覚えておきましょう。

光熱費も食費と同様に、節約しようとすることで犬が体調を崩してしまい、医療費が高くついてしまったということになりかねません。

5.リードやおもちゃなどの日用品

散歩する犬

犬を迎えるときに必ずそろえなければいけない日用品があります。

  • ケージ(もしくはサークル)
  • 首輪とリード
  • ベッド
  • トイレシート
  • 食事用の器
  • おもちゃ

など、愛犬が快適に生活していくためには必要なものがたくさんあります。

ペットショップなどでは、必要なものが一式そろったセットなども販売しているので、初めての方にはおすすめです。

おもちゃなどは愛犬の体格や好みによって変わってくるので、徐々にそろえていくようにしましょう。

また、犬は基本的に毎日散歩が必要になるので、首輪やリード、ハーネスなどの散歩用品もあらかじめ準備しておく必要があります。

これらの日用品は壊れたり汚れたりするため、定期的に買い替えなければいけません。壊れたまま使用すると怪我をする危険がありますし、汚れているものは衛生面に不安があります。

特に壊れたおもちゃを使用し続けると誤飲の危険性もあるため、なるべく早く新しいものに交換するようにしましょう。

まとめ

犬を撫でる女性

犬と生活していると、想定よりも費用が掛かってしまったということも少なくありません。

しかし、節約のためにと間違った方法を選んでしまうと、かえって費用が掛かってしまうこともあるので注意しましょう。

費用を抑えるためには、愛犬の健康を守ることが一番です。愛犬がストレスなく過ごせるような環境を整え、栄養バランスのとれた食事を与えることが無駄な出費を抑える一番の節約ではないでしょうか。

愛犬の幸せのために、必要なところにしっかりとお金をかけていけるようにしてくださいね。

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