犬の散歩を適当にするのはNG?起こりうる5つのリスクやトラブルとは

犬の散歩を適当にするのはNG?起こりうる5つのリスクやトラブルとは

『犬の散歩を適当にすることで起こりうるリスク』についてまとめました。適当に散歩することで愛犬の身に起こるかもしれないトラブルを解説します。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬の散歩を適当にすることで起こりうるリスク

走ってくるダックス

1.拾い食いをしてしまうこと

犬の散歩を適当にすることで起こりうるリスクは、拾い食いをしてしまうことです。

後始末をされずに放置されたままの他犬のうんち。野良猫のうんち。カラスが運んできたと思われる骨(鶏肉の骨の可能性)。野良猫のために置かれているキャットフード。

これらは、犬が散歩中に拾い食いしてしまいやすいものです。私が愛犬の散歩中に見かけたものには唐揚げ丸ごと1個がありますが、食べ歩きしていた人が落としたのでしょう。

他犬や野良猫や野生動物のうんちを拾い食いしてしまった場合では、ウイルスや寄生虫に感染したり、病気になったりするリスクもあると考えることができます。

2.交通事故に遭ってしまうこと

犬の散歩を適当にすることで起こりうるリスクは、交通事故に遭ってしまうことです。

近づいてくる車やバイクにはエンジン音で気づきやすいのですが、その車やバイクの運転手には犬の姿が見えていないかもしれません。犬と車やバイクが接触する事故が起きてしまう恐れがあります。

車やバイクの方が避けてくれるだろうという考えで散歩していると大変危険です。

近づいてくる自転車は無音です。私も愛犬の散歩中にハッとさせられたことが何度かあります。愛犬の横を通り過ぎようとした自転車と接触する事故が起きてしまう恐れがあります。

3.他人や他犬とのトラブルが起きてしまうこと

陰になる散歩をする人と犬

犬の散歩を適当にすることで起こりうるリスクは、他人や他犬とのトラブルが起きてしまうことです。

リードの長さは適切でしょうか。伸縮リードを長くしたまま散歩していませんか?

他人に近づいたとき、愛犬が危害を加えてしまうことがあるかもしれません。愛犬が他人から危害を加えられてしまう恐れもあります。

他犬と愛犬が近づいたとき、喧嘩になってしまう可能性だって十分に考えられます。

他人や他犬とすれ違うときは、リードの長さに注意しましょう。うんと短く持つとよいと思います。

伸縮リードはロックが外れてしまうことがあるため、基本的には通常のリードを使用して散歩するようにしましょう。

4.社会性が身につかなくなってしまうこと

犬の散歩を適当にすることで起こりうるリスクは、社会性が身につかなくなってしまうことです。

運動をさせること、排泄をさせることだけが散歩の目的ではありません。犬が散歩することには、社会性を身につけるという大事な目的があります。

社会で安全に快適に生きていくためには、他人や他犬に慣れるためのスキンシップやコミュニケーションをすることが必要です。車やバイクとすれ違うことに慣れることも必要です。

犬と飼い主が楽しそうに歩いている姿を見かけたことがあるかと思います。それは、社会性を身につけた犬であるからこそ見られる姿です。

子犬のうちはとくに毎日の散歩を日課にし、積極的に外の世界に連れ出してあげましょう。

5.欲求不満になること

犬の散歩を適当にすることで起こりうるリスクは、欲求不満になることです。

犬が散歩することには様々な目的があります。運動すること、排泄をすることだけではありません。

散歩中、ニオイを嗅いでばかりいることがありますが、ニオイを嗅ぐことで情報を収集したり、安全を確認したりしています。

好きな他人や他犬と会えることを楽しみにしている犬もいるのではないでしょうか。

散歩する目的は犬それぞれに違いがあるかと思いますが、散歩を適当にし、愛犬の目的が果たされないばかりでいると、欲求不満になり、吠えたり噛んだりなどの問題行動を引き起こす恐れがあります。

愛犬が散歩する目的は何なのか、散歩中にしたいことは何なのか、よく考えながら一緒に歩いてみてください。

まとめ

並んで歩く茶の犬

犬の散歩を適当にすることで起こりうるリスクを5つ解説しました。

  • 拾い食いをしてしまうこと
  • 交通事故に遭ってしまうこと
  • 他人や他犬とのトラブルが起きてしまうこと
  • 社会性が身につかなくなってしまうこと
  • 欲求不満になること

散歩中は愛犬の様子をよく観察しながら歩きましょう。周囲の様子にもよく目を向け、危険を察知し、愛犬の安全を守りながら歩きましょう。

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