犬がお腹を見せてくるときの理由
1.お腹を撫でてほしい
犬がお腹を見せてくるのは、お腹を撫でてほしいからです。
目の前でコロンと仰向けに寝転がり、ジッと見つめてくることがあります。撫でてもらえるまで、いつまででも寝転がったままでいることがあります。
甘えたいという気持ち、構ってほしい気持ち、注目されたいという気持ちが込められています。
2.可愛がってもらいたい
犬がお腹を見せてくるのは、可愛がってもらいたいからです。
犬がお腹を見せるのは飼い主や家族の前だけだと思っていませんか?多くも少なくもありませんが、初対面の他人に犬がお腹を見せることもあります。
お腹を見せると撫でて可愛がってもらえる、ということを知っているからです。
人が大好きで、人を信頼し、これまで人から嫌なことをされた経験がなく、飼い主や家族からも他人からも愛されて育ったのでしょう。
3.リラックスのポーズ
犬がお腹を見せてくるのは、リラックスのポーズだからです。
あまりにも無防備な姿ですが、リラックスしているとき、仰向けで寝転がりたくなる犬がいます。そのままイビキをかいて眠ってしまう犬もいます。
その犬にとって、落ち着きやすい体勢なのでしょう。
4.暑くて涼しみたい
犬がお腹を見せてくるのは、暑くて涼しみたいからです。
犬の下腹の方は被毛が薄く、我が家のポメラニアンの下腹はほとんど被毛がありません。お腹を見せるように仰向けに寝転がることで露になり、被毛が薄いことで風通りが良くなるのではないでしょうか。
長袖の服を着ていて暑くなったとき、腕まくりをするとひんやりとして涼しくなることと同じ作用なのかもしれません。
5.敵意がないことを伝えたい
犬がお腹を見せてくるのは、敵意がないことを伝えたいからです。
相手が不安に思っていると感じたとき、自分に対して警戒心や恐怖心を持っていると感じたとき、目の前で仰向けに寝転がって見せます。
急所であるお腹を見せるということは、攻撃されれば命にも関わる恐れがあるということです。
それほど無防備な姿を相手に見せることで、「敵意はないよ」「安心していいよ」と伝えたいのです。
6.降参のポーズ
犬がお腹を見せてくるのは、降参のポーズだからです。
「もう○○しないでください」と言いたいとき、お腹を見せることがあります。他犬からしつこくされたとき、飼い主から叱られているときなどです。
7.背中が痒い
犬がお腹を見せてくるのは、背中が痒いからです。
犬は背中周りに痒みがあるとき、足でカキカキしますが、痒みのある部分まで足が上手く届かないことがあります。
そんなときは仰向けに寝転がり、クネクネと体を動かすことで、背中の痒みを取ることがあります。
お腹を撫でてほしいのだと思い、お腹を撫でてあげることがあるかと思いますが、実は背中の方に痒みがあるということも考えられます。
変な動きをしているなと思われるかもしれませんが、愛犬の背中周りの皮膚に赤みや湿疹などの異常がないか、確認してあげてくださいね。
まとめ
犬がお腹を見せてくるときの理由を7つ解説しました。
- お腹を撫でてほしい
- 可愛がってもらいたい
- リラックスのポーズ
- 暑くて涼しみたい
- 敵意がないことを伝えたい
- 降参のポーズ
- 背中が痒い
愛犬からお腹を見せられると、信頼されているようで、何だか嬉しくなってしまうことがあるのではないでしょうか。
初めて会った犬が目の前でお腹を見せて寝転がれば、「かわいい♡」と思わず撫でたくなってしまいますよね。
犬がお腹を見せたときは、視線・表情・しっぽの動き・耳の動き・鳴き声などからも犬の気持ちを読み取ってみましょう。