国内に住む犬全体の平均寿命は14.76歳
日本に住む犬の平均寿命は年々伸びています。現在は犬全体の平均寿命が14.76歳と一昔前に比べると遥かに長寿であることがうかがえます。
これは医療の進歩や食事の改善、またネット時代により飼い主が犬に関する知識を収集しやすくなり、意識が大幅に改善されたことなども影響していると考えられています。
小型犬の平均寿命は14.28歳
日本では、人気犬種ランキングの上位をトイプードルやチワワ、ミニチュアダックスフンドなどの小型犬が多く挙がる傾向にあります。そんな人気の高い小型犬は、平均寿命が14.28歳であると公表されています。
ただし、超小型犬も小型犬に含む場合は、約14.79歳と平均寿命と同じくらい長生きすると言われているため、犬種の中でも小型犬は比較的長生きしやすい犬種が多く揃っているのです。
愛犬を長生きさせるために普段からできる健康管理
愛犬を長生きさせるためには、私たち飼い主は普段からどのようなことを意識すべきなのでしょうか。ここでは犬を長生きさせるために普段からできる健康管理を紹介します。
食事は体格や年齢、犬種にあった内容や量を
犬の食事は、愛犬にあった栄養素やバランス、そして量を考えなければなりません。体格の大きさや運動量によって必要な食事量は異なりますし、年齢によっても必要な栄養素やドッグフードのタイプ(ドライ、ウェットなど)も変わります。
さらに、犬種によって体質的に弱い部分や栄養分を補わなければいけない傾向が違いますし、犬によってアレルギー反応を起こす犬もいるでしょう。
こうしたさまざまな要素を考慮した上で、愛犬にあったドッグフードや食事量を管理してあげることが大切です。
多すぎず少なすぎず…適度な運動を継続して
適度な運動が健康に重要であることは多くの人がご存知でしょう。運動量が足りてないと肥満になり、足腰に負担がかかったり臓器に負担がかかり、病気を発症する原因にもなりかねません。
反対に、運動量が多すぎたり激しすぎたりすれば、疲労が蓄積されて免疫力が低下したり、怪我の原因になることもあるでしょう。したがって、愛犬の様子を見ながら愛犬にとって必要な運動をさせてあげてください。
歯磨きやブラッシングなどのお世話を習慣化する
犬にとって必要なお世話を習慣化することも大切です。特に歯磨きやブラッシングは毎日行うことが推奨されています。
歯磨きを怠ると、歯が汚くなるだけでなく、口内が不衛生になり、細菌が体内に侵入することで歯周病や歯周病に関連する病気を発症するリスクが高まるのです。
また、ブラッシングをすることで被毛や皮膚の健康を維持するだけでなく、スキンシップ効果で体の異常をいち早く発見することにも繋がります。
ストレスの少ない快適な生活環境を整えてあげる
犬の寿命はストレスとも大きな関係があるといわれています。室温の調整や心穏やかに過ごせる環境づくり、怪我のない安全な環境を整えてあげることなどが重要なポイントです。
また、飼い主との接し方もストレス度を大きく左右します。スキンシップや遊びを通して愛情を注いであげることで、ストレス発散や幸福度の上昇に繋がり、ストレスが軽減されるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。小型犬は犬の中でも平均寿命が長い傾向にあります。とはいえ、飼い主が健康を管理してあげなければ、寿命に悪影響を及ぼす恐れがあるので、今回紹介したコツやポイントを踏まえて、愛犬の健康管理をしっかり行いましょう。