犬は浅い睡眠を繰り返す動物…熟睡することはあるの？
犬は人間のように長時間熟睡していることは珍しいとされています。元々野生で暮らしていた動物たちは皆、警戒心が強く、些細な物音や動き、気配で起きてしまいがちだからです。
しかし、犬たちにとっても睡眠は健康を維持する上で重要な時間です。しっかり熟睡し、体と心、頭を休めなければ寿命を縮める原因になりかねません。
飼い主は愛犬がしっかり熟睡できているか遠くからそっと見守りながらチェックしてみましょう。
犬がみせる『熟睡サイン』5選
ここでは犬が熟睡しているときにみせるサインを紹介します。愛犬が眠っている最中、以下で紹介する様子をみせている場合はしっかり熟睡できている証です。
1.足をだらんと投げ出すように脱力している
足をだらんと投げ出すような様子で脱力したまま眠っている場合は、しっかり熟睡できていることが多いでしょう。
犬はいつ敵が襲ってきても対応できるよう、伏せた状態で眠っていることもあります。しかし、足をだらんと投げ出していては迅速に対応できないため、この姿勢で眠っているということは安心して熟睡しているサインなのです。
2.仰向けの状態で眠っている
犬にとって柔らかく多くの内臓が入っているお腹は急所となります。しかし、そんな急所であるお腹を差し出すように仰向けの状態で眠っているということは、安心して熟睡しているサインと言えるでしょう。
多くの場合、仰向けの無防備な状態で眠っている犬は、その家の環境に居心地の良さと安心感を覚えているため、家の中で警戒することはほとんどありません。しっかり良い寝床環境が整えられている証でもあります。
3.白目や半目の状態で眠っている
眠っているとき、愛犬が白目や半目の状態で眠っていることはありませんか。ユニークなこの寝顔に癒されている飼い主さんも多いでしょう。
白目や半目の状態で眠っているということは、それだけ筋肉を緩めて脱力しているサインです。つまり、しっかりリラックスして熟睡できている証なので、安心して見守ってあげましょう。
4.舌を出して眠っている
時折、眠っている愛犬を見ると舌をだらんと口から出して眠っていることがあります。脱力していることがわかるこの状態で眠っている様子は、とても愛らしいですよね。
舌がうっかり口から出てしまうほど脱力しているリラックス状態に陥っているサインなので、熟睡できています。ときにはいびきや寝言をいう犬もいるので、少し離れた場所で静かに耳をすませていると、可愛らしい寝言が聞こえてくるかもしれません。
5.近くで飼い主が動いても眠っている
犬は警戒心が強い動物なので、眠っているときに近くで気配が動くと途端に起きてしまうことが多くあります。しかし、近くで飼い主が動いても眠っている場合は、それだけ安心して熟睡できている証拠です。
他にもテレビの音やインターホンの音などにも動じずに眠り続けている場合は、リラックスして熟睡できています。
まとめ
いかがでしたか。現代では、安心できる家の中で眠ることができているため、犬たちも熟睡できていることが多くあります。愛犬が熟睡できているかどうか見極めるときは、あまり近づきすぎず、少し離れたところから静かにうかがいましょう。
