犬にとって安眠できる寝床の特徴とは
人間にとっても犬にとっても、良質な睡眠は健康を大きく左右するため重要な時間です。犬は特に繊細で警戒心の強い動物なので、安眠できる寝床環境を整えてあげなければなりません。
- 警戒心を刺激されない安心できる場所
- 快適な室温で体温調節も犬自身がしやすい
- 薄暗くちょうど良い広さ(大きさ)の寝床
大まかに以上の3つのポイントを押さえて寝床環境を整えてあげると、犬が安心して快適に睡眠をとることができます。
犬にとって『最高な寝床』の作り方5選
では、犬にとって『最高な寝床』を作るためには、どのようなことに気を配るべきなのでしょうか。注意すべきポイントについても紹介しています。
1.外の影響を受けにくい場所に設置する
犬は外から聞こえる音や漂ってくるニオイ、感知できる気配に敏感です。そのため、窓際やドアの近くなど、外の影響を受けやすい場所に寝床を設置してしまうと、心が休まりません。
したがって、外の影響を受けにくい道路とは反対側に位置する場所や、窓やドアから遠い場所などを選んで、愛犬の寝床を整えてあげましょう。外だけでなく、テレビやスピーカーの近くもうるさくて眠れないので注意しましょう。
2. 人の動線から外れた薄暗く隠れられる場所が最適
人が行き来している場所に寝床を設置してしまうと、人が通るたびに気配が気になり、なかなか眠りにつけません。
そのため、人の動線から外れた静かな場所を選んで設置してあげることをお勧めします。薄暗く、少し奥まったような場所ならば、家族の動きに影響を受けないので、静かにリラックスして眠れるでしょう。
3.季節に合ったベッドや寝床環境を用意してあげる
ベッドや寝床環境は、季節の気候や気温に合わせて調整してあげるのがお勧めです。夏場にもふもふの暖かいベッドを使っていると、寝苦しさを感じて寝つけません。
冬場はふかふかとした保温素材のベッドを使い、夏場はひんやりとしたクール素材のベッドを使うなど、季節に応じて寝床環境を替えてあげましょう。
4.体温調整がしやすい環境を整える
体温調整がしやすい環境を整えてあげることも大切です。例えば、以下の注意点や工夫を意識して寝床を整えてあげてください。
- 暖房や冷房の風が直接当たらない場所
- 直射日光が当たらない場所
- ブランケットなどを用意して自分で調整できるようにする
暖房や冷房の風が直接当たる場所や、直射日光の当たる場所に設置してしまうと、愛犬が体温調節しにくくなり、寝苦しくなるだけでなく体調を崩す恐れもあります。
こうした場所は避け、寒い日にはジウンで体温を調整できるようブランケットを用意してあげるなど、工夫を凝らしましょう。
5.寝床の周りが囲われた環境が安心
犬は周りを囲われているほうが襲われる心配もなく、安心して眠ることができます。例えば、ハウスの中やケージの中、部屋の四方の隅にベッドを設置するなど、工夫次第で安心感を与えることは可能です。
もしもケージやサークルの中に寝床とトイレを設置する場合は、寝床とトイレをできる限り離しておいてあげましょう。
まとめ
愛犬が安心して睡眠を取れるよう、飼い主は寝床環境を整えてあげる必要があります。犬によっても安心できる環境が多少異なることも多いので、今回紹介した作り方を参考に、愛犬の様子を見ながら少しずつ快適な寝床環境を作り出していきましょう。