犬の老化を加速させる『NG行為』とは?
かけがえのない愛犬には元気で長生きしてもらいたいものです。そのために、してはいけないNG行為があることはご存知ですか?具体的にご紹介します。
1.人間の食べ物をおすそわけする
食事の度におねだりにくる愛犬に、ついついおすそわけしてしまう…そんな飼い主さんは少なくないでしょう。しかし、これは犬の老化を進めてしまうNG行為です。
人間用に味付けされた食べ物は、塩味や甘みが強く犬にとってよくありません。食べ続けると肥満はもちろん、何かしらの疾患が生じるリスクが格段にあがります。
食事はそのまま体作りに直結します。愛犬には総合栄養食であるドッグフードを主として、おやつはりんごやさつまいも、ささみなどを素材本来の食材がおすすめです。肥満にも十分に気を付けましょう。
2.十分な散歩をさせない
犬にとって散歩は大好きなもののひとつです。エネルギー消費だけではなく、あちこちニオイを嗅いで好奇心を満たし、ストレスを発散する大事な手段です。
そのほかにも「日光浴」「筋肉の維持」「飼い主さんとのコミュニケーション」など、散歩のメリットをあげるときりがないほどです。
肥満予防という観点からも散歩は非常に重要です。体重が増えることで足腰に負担がかかり歩かなくなる…という負のループに陥ってしまいます。散歩やお出かけは積極的に行きましょう。
3.生活に刺激がない
犬は総じて「変化」が苦手で、毎日同じであることを好む生き物です。とはいえ、日々の暮らしの中で小さな変化を取り入れることは、老化の進行を遅らせるためにも有効です。
例えば「散歩ルートを変える」「知育おもちゃで遊ぶ」「他の人や犬と触れ合う」これらは実践しやすいと思います。
特に外での刺激は五感をフルに使って楽しめます。家の中では体験できないようなニオイ、音、景色、触感は犬の本能も刺激します。初めての場所も積極的に連れて行ってあげましょう。
4.スキンシップが足りない
飼い主さんが愛犬とのスキンシップを怠ることも、犬の老化を加速させる一因です。年齢を重ねると寝ている時間も多くなりますが、コミュニケーションは欠かせません。飼い主さんとの触れ合いが少ないと、それだけでストレスとなります。
もともと群れで暮らしていた動物なので、ひとりを「寂しい」「不安」と感じる犬は多いです。ですから、長時間の留守番を頻繁にさせることも良くありません。欧米では犬の留守番を法規制している国もあるほどです。
5.歯のケア不足
歯の健康は体全体の健康に密接に関係しています。歯を清潔に保つことで寿命が平均15%延びるといわれるほど。これは犬の年齢に置き換えると約2年に相当する大きな変化です。
3歳以上の犬の8割が患っているとされる歯周病は大変恐ろしい病気です。菌が心臓に達し心不全を引き起こし最悪の場合、死に至る可能性も。口腔ケアは犬の老化や寿命に大きく関わっています。
飼い主が注意すべき生活習慣!愛犬と健康に暮らすための秘訣とは?
犬の老化を加速させてしまうNG行為をご紹介しました。では、愛犬の健康のために飼い主さんが改めるべき生活習慣はなんでしょうか?
- 人間の食べ物を与える
- 夜更かし
- 休日にまとめて散歩に行く
- 愛犬のそばで喫煙する
前述の通り、わたしたちが食べるものを与えることはやめましょう。習慣となってしまうと与えないことが「かわいそう…」とやめづらくなってしまいますし、愛犬の肥満も進行してしまいます。
夜更かしは実は犬にとってよくありません。電気やテレビがついていると落ち着いて眠ることができません。結果、飼い主さんが床につくまで一緒に起きていることになりがちです。犬の睡眠時間は人間以上に必要です。不足すると心身に悪影響を及ぼす可能性も。
「疲れたから今日の散歩は明日にしよう」これはNGです。平日と休日との差が大きすぎて犬も疲れてしまいますし、運動不足になることは明白です。
喫煙のリスクは周知の通りですが、体が小さく、タバコに対して耐性の弱い犬にとってはより有害です。嗅覚が優れている犬はタバコのニオイも相当強烈なもの。愛犬のそばで喫煙することは控えましょう。
まとめ
今回は、犬の老化を加速させる『NG行為』をご紹介しました。もしも当てはまる項目があるならばすぐに改善しましょう。
愛犬の健康は飼い主であるあなた次第です。1日でも長く元気で暮らせるように生活習慣や環境を見つめなおしてみてくださいね。