️犬が足が痛い時に見せる仕草やサインとは
犬たちは基本的に我慢強い性格で、軽い痛みや不調を飼い主に気づかれないよう隠すこともあります。しかし、病気や怪我は早期に発見することが大切です。犬たちの痛みのサインを見逃さないようにしましょう。ここでは、犬たち痛みのサインを4つ紹介します。
1.いつもより動きたがらない
足の痛みがある場合、いつも元気な犬でも動きが悪くなります。また、痛い足を使いたくないので、率先して動こうとはしなくなるでしょう。
遊びに誘っても反応が鈍い、普段なら喜んで走り回る場面でも動かないといったことがあれば、体調不良や足の痛みなどがあるかもしれません。
少し様子を見て、すぐに落ち着いて遊ぼうとするなどした場合はそのまま様子を見ていても良いでしょう。
動きたがらないという場合は痛み以外にも身体の不調を示していることも多いため、下痢や嘔吐、呼吸の状態などをよく観察していつもと違うといったときは早めに動物病院を受診しましょう。
2.足を地面につこうとしない
これは地面や床に足をつけると痛むから持ち上げたままにしているというサインです。
痛む箇所ははっきりしないことが多いのですが持ち上げている足を触らせてくれるようでしたら、細部を確認してあげましょう。
触ったら高い声で鳴いたり、引っ込めようとする場合は痛みが出ている可能性があります。
またその痛みが強い場合、犬が嫌がって触らせてくれないこともあります。その場合は無理をせず、動物病院を受診しましょう。
足を床に付けたがらない場合、肉球が傷ついていたり、肉球の間などに異物が挟まっていることもあります。触らせてくれる場合は指の間などもよくチェックしてあげてください。
3.しきりに足を舐めている
普段は毛繕いも手早く済ます犬が身体の一箇所(足の一部分など)をしつこく舐めている場合、その部分が痛いから気にしているということがあります。犬をはじめとする動物たちは怪我を舐めて治そうとします。
同じ場所ばかり舐めているなと思った場合は、その舐めている場所をしっかり確認してあげましょう。外傷はなくとも、骨や筋肉の異常で痛みが発生しているときも舐めていることがあるため注意が必要です。
4.歩き方がおかしい
元気に歩いているようでも、腰の振り方がいつもと違う場合やちょっとテンポがおかしいといった場合は、犬たちの足あるいは腰などに痛みがあるかもしれません。
ケンケンのように片足をつかずに歩いたり、地面についてもちょんっとしかつかずすぐに逆足に体重を乗せているなどしたら、持ち上げている方の足に痛みがあることが多いようです。
歩く際に大きく腰を横に振りながら歩いている場合、足の痛みというより股関節や腰関節の異常から来ているという可能性もあります。股関節脱臼、椎間板ヘルニアなども考えられるため、動物病院でレントゲンなどの検査をしてもらいましょう。
️まとめ
犬が足が痛い時に見られる仕草やサインを4つ紹介しました。
痛みの原因が骨折や切り傷など外傷であれば、怪我をした時に痛がり始めるのですぐ気がつくことができます。出血がある場合は感染症の危険もあるためすぐに動物病院を受診し処置をしてもらいましょう。
ヘルニアや関節炎など、身体の外側から見てもわかりにくいだけでなく、症状の進行がゆっくりなため犬の痛みに気付きにくい病気もあります。
この様な痛みの場合は犬の仕草を日頃からよく観察しておくことが大切です。早期発見で受診をすれば、治療も早く始められますし犬たちが痛みを感じる期間を短くしてあげられます。
毎日の散歩やスキンシップの時間は犬の仕草をよく観察できるチャンスです。毎日の様子をしっかり見てあげましょう。