犬は『オス・メス』で飼い方にポイントはあるの?
犬を家族としてお迎えするとき、性別によって飼い方に違いがあるのか気になりますよね。これからお迎えする予定のある方は、ぜひお迎えするわんこの性別を確認し、飼い方の特徴を把握しておきましょう。
オス犬の特徴
オス犬は、メス犬よりも体格ががっしりと成長していく犬が多く、性格も好奇心旺盛だったりヤンチャだったりと、少々手を焼かされる場面が多い傾向にあります。性格的傾向を見ると、愛犬とアクティブな過ごし方をしたい方にはピッタリでしょう。
また、マーキングをする習性を持つため、所構わず方足をあげておしっこをしてしまうので、必ずトイレでおしっこをするように根気強くトレーニングを完了させることが重要です。
メス犬の特徴
メス犬は全体的に落ち着いた性格の子が多い傾向にあります。しかし、オス犬よりも警戒心が強い傾向にあるため、性格によっては攻撃的な態度をとることもあるでしょう。
また、メス犬にはヒート期(生理)があります。この時期には陰部から出血がみられたり、性格が攻撃的になったり、オス犬を刺激するフェロモンを放ちます。犬が集まる場所には近づいてはいけないなどのマナーも把握しておく必要があるでしょう。
犬の『オス・メス』見分ける方法4つ
犬のオス・メスを見分ける方法には、いくつかパターンがあります。
1.生殖器の出っ張りの有無
最も確実で簡単に判断する方法としては、生殖器です。オスには陰茎という出っ張りがあり、股部分には睾丸が2つ付いています。対して、メスには陰茎や睾丸がなく、肛門の近くにおしっこの出る陰部があります。
子犬の頃はオスの陰茎や睾丸がわかりにくいため、パッと見ただけで判断することは難しいケースもあるでしょう。しかし、よくよく見ると形状や生殖器の位置が異なるので、最もオス・メスを見分けやすい方法です。
2.体格差
犬のオスとメスを見分ける方法として、成犬になっている場合は体格差も1つの方法に挙げられます。全体的に、メスよりもオスの方が体格が大きく、筋肉質な傾向があるため、がっしりとした印象です。
一方、メスはオスよりもフォルムが丸く柔らかい印象を与えることが多く、全体的にオスよりも体格が小柄な犬が多くいます。
3.ヒート期(生理)の有無
先ほど飼い方のポイントでも触れましたが、ヒート期はメス犬にしか訪れません。もしも一緒に暮らしていて陰部から出血が見られるようならば、確実にメスだと判断できます。
ヒート期は、陰部からの出血や院部が少し赤みを帯びて腫れているなどの変化が見られます。また、ヒート期は警戒心も高く繊細な心理状態なため、いつもより元気がなかったりイライラとした様子を見せることも増えるでしょう。
この時期は、メス犬のフェロモンに影響されたオス犬が喧嘩をし始めてしまうこともあります。したがって、ヒート期のメス犬は、多くの犬が集まる場所には連れて行かないよう気をつけてください。
4.マーキング行為の有無
オス犬は縄張り意識が強いため、習性として片足を上げておしっこをするマーキング行為をします。これはメス犬にアピールする目的もあるため、本来メス犬は行いません。そのため、オス・メスを見分ける方法の1つとして有効でしょう。
至るところにマーキングしてしまう恐れがあるので、トイレの場所をしっかりと把握させ、マーキング防止対策などを講じながら、家のあらゆる場所でおしっこをしないようしつけてください。
まとめ
いかがでしたか。基本的に犬のオスとメスは生殖器で判断します。他にも今回紹介したような性別差が見られるので、気になる方はぜひいろんなわんこを観察してみてくださいね。