犬が人の目をジッと見つめてくる心理
愛犬と目が合う瞬間はドキッとしますよね。ただ、その時愛犬は何を思っているのかが気になるものです。
それは好意的な意味ばかりではなく、別の感情で見つめているケースもあるため、必ずしも喜ばしい心理ばかりではありません。
ここでは、犬が人の目をジッと見つめてくる心理についてご紹介します。愛犬の気持ちに少しでも寄り添いたい飼い主さんは、ぜひ参考にしてみてください。
信頼や愛情を伝えている
愛犬が穏やかな表情で飼い主さんの目を見つめるのは、信頼感や愛情の気持ちを伝えている時です。リラックスした状態で、嬉しそうな表情で見つめているのが特徴です。
何気ない時に愛犬とアイコンタクトが取れるのは、それだけの実績がないとできません。見つめてくるときの愛犬は心も体も万全で、飼い主さんに対して「ありがとう」や「大好きだよ」という気持ちを伝えています。
ぜひ見つめてくる愛犬に対して、「いい子だね」と褒めてあげましょう。その信頼を崩さないよう、これからもお世話を続けてくださいね。
何か要求がある
前章に似ているようで違うのが、飼い主に対して何か要求があるから見つめている時です。
ふいに目の前にお座りをしてジッと見つめてくる時は、「お利口でしょ?おやつちょうだい」「遊んでよ」というような要求があるのかもしれません。
それを確かめるには、見つめてきても応じないことです。要求が通らなかった犬は、また別の所へ行く可能性があります。
また、その都度応じてしまうと甘えるクセがついてしまい、わがままになる傾向があるため注意が必要です。
興味が湧いている
犬が人の目を見つめる時は、その相手に対して興味が湧いている時です。飼い主さん以外の人でも、立ち止まってジッと見つめることもあるでしょう。
その人のにおいや声、雰囲気が好みだったり、あるいは苦手だったりする可能性があります。愛犬のボディランゲージを観察しながら、どのような気持ちで見つめているのか探ると発見がありますよ。
何かに警戒している
犬が緊張した面持ちで人の目を見るのは、不安や警戒心が高まっている時です。自分にとって危険な相手なのか否かを判断している可能性があります。
しっぽを振っていても、それは必ずしも好意を持っているとは限りません。興奮しやすい犬には、早めに「お座り」や「伏せ」などでクールダウンさせるのがおすすめです。
期待が高まっている
飼い主や家族など、日頃お世話になっている人に対して犬がジッと見る時は、何かを期待している可能性が高いです。「散歩かな?」「もしかしておやつがもらえるのかも」など、嬉しい何かが始まる予感が働いたのかもしれません。
人の目を見つめながら、一生懸命相手のしぐさを観察し、音を聞こうとするのも犬の特徴です。
期待させておいてガッカリさせると、愛犬からの信頼をなくしてしまうため、思わせぶりの行動は控えましょう。
相手の気持ちを読もうとしている
愛犬がなぜか見つめてくる時は、飼い主の気持ちを読もうとしている可能性があります。
日によっては(今日は元気がないな…)と心配してくれることも多く、愛犬と過ごす日数が多いほど、こちらの気持ちを理解しているような行動を見せるでしょう。
犬は言葉を話せませんが、人の行動や声のトーンなどで状況を把握する能力があります。誰よりも空気を読める愛犬に対して、たっぷり褒めてあげてください。
まとめ
今回は、犬が人の目をジッと見つめてくる心理について解説しました。
犬が人の目を見つめる意味はさまざまですが、シチュエーションやボディランゲージを含めて総合的に見ると判断しやすくなります。
愛犬とアイコンタクトを取れる仲になると、目に見えない絆を感じられるようになるでしょう。
愛犬がなぜか見つめてくる時は、何を考えているのかよく観察してみてくださいね。