犬を危険に晒す『散歩コース』5選 愛犬の命を守るために飼い主がすべきこととは?

犬を危険に晒す『散歩コース』5選 愛犬の命を守るために飼い主がすべきこととは?

家とは違い、屋外にはさまざまな危険がたくさん潜んでいます。散歩コースによっては、愛犬を危険に晒してしまうこともあるので注意が必要です。今回は犬を危険に晒す『散歩コース』の特徴を紹介します。

お気に入り登録
SupervisorImage

記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

今すぐ見直しを!犬を危険に晒す『散歩コース』5選

散歩中の犬

毎日散歩しているコースは、愛犬にとって安全ですか。屋外にはさまざまな危険が潜んでいるため、毎日通っている散歩コースが安全かどうか確かめてみましょう。ここでは犬を危険に晒してしまう散歩コースの特徴を紹介します。

1.毒性を持つ植物が生えている

道端や花壇に生えている草花、あるいは植えられている樹木によっては、犬が葉や実、枝を誤って口にしてしまうと毒を摂取してしまう恐れのある植物も生息しています。

  • イチイ
  • イヌサフラン
  • 彼岸花
  • 紫陽花
  • チューリップ
  • ナンテン

ほかにも多くの植物に毒性があるため、一度、飼い主だけで普段の散歩ルートを歩き、犬にとって毒性のある植物がないか確認してみましょう。

2.手入れが行き届いていない草むら

草むらに入る犬

手入れが行き届いていない草むらは、犬によっては積極的に入りたがる子もいるでしょう。しかし、手入れが行き届いていない草むらには、ノミやマダニ、蚊、そのほかにも虫やウイルスが潜んでいる可能性があります。

また、怪我の危険性も高まるので、手入れされていない草むらには近づかせないように気をつけましょう。

3.駆虫剤や除草剤が撒かれている場所

近所を散歩する時、駆虫剤や除草剤が撒かれる場合はお知らせが回覧板などで回ってくることがあります。このような知らせや掲示を見かけたら、しばらくの期間はそのルートを避けましょう。

万が一、犬が駆虫剤や除草剤を舐めてしまうと、嘔吐や下痢、ふらつき、痙攣などの症状が見られることが多く、最悪の場合、呼吸困難に陥り死に至る危険性もあります。

4.混雑している場所

人ごみを歩く犬

人の往来が激しく混雑している場所には、基本的に犬を近づけないようにしましょう。混雑している場所は犬にとって強いストレスとなりやすく、興奮しやすい場所だからです。突然走り出したり暴れたりする危険性も否めません。

また、人が密集している場所では、犬の足を踏まれてしまったり、無自覚に蹴られてしまうといった事故も起こりやすいです。このようなリスクを回避するためにも、人混みはなるべく避けてください。

5.車の交通量が激しい場所

車の交通量が激しい場所も犬にとっては緊張感や警戒心を高める場所です。普段は落ち着いている犬も興奮状態になりやすく、パニックを起こして脱走してしまう危険性があります。

また、気をつけていても車による交通事故に遭ってしまうリスクも考えられるため、なるべく車の交通量が激しい場所は避けるべきです。

愛犬の命を守るために散歩中の飼い主がすべきこと

アイコンタクトを送る犬

愛犬の命を守るためには、飼い主が散歩中にしっかり気を張り、周囲の様子を確認しながら愛犬に配慮する必要があります。

  • 危険な散歩ルートは極力避ける
  • リードは適切な長さで正しく持つ
  • 普段からリーダーウォークを練習しておく
  • なるべく歩道を歩く
  • 散歩中は愛犬から目を離さない

なるべく愛犬がストレスなく快適に散歩できるような道を選ぶことで、突然パニック状態に陥ったり危険な行動に出るリスクを下げることができます。

また、散歩中の事故は飼い主が少し目を離した隙に起こることが多いです。散歩中は愛犬から目を離さないように気をつけましょう。

まとめ

歩道を散歩する犬

いかがでしたか。犬にとって危険な材料が散歩コースにあると、思わぬトラブルに発展する恐れがあります。今回紹介した危険な散歩ルートはなるべく避けて、安全なルートを選んで散歩しましょう。

はてな
Pocket
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。