犬の毛質が悪くなる飼い主のNG行動3つ 逆効果になりかねないその行為とは

犬の毛質が悪くなる飼い主のNG行動3つ 逆効果になりかねないその行為とは

『犬の毛質が悪くなる飼い主のNG行動』についてまとめました。飼い主の間違った行動が、愛犬の毛質を悪くしてしまうことがあります。間違いを知って、正しく行動することを心がけましょう。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬の毛質が悪くなる飼い主のNG行動

ごわつきのある茶白の犬の被毛

犬の毛質の良さは、健康状態を知るためのバロメーターでもあります。

「最近、毛質が悪くなった気がする…」と感じられる原因には、飼い主のNG行動が関わっていることがあります。

愛犬に触れるとき、毛質の状態もチェックしてみましょう。毛質は悪くなっていませんか?

1.ブラッシング不足

ブラッシング不足は、犬の毛質が悪くなる飼い主のNG行動です。

犬種に関係なく、全ての犬に毎日のブラッシングをすることが理想的であるとされています。ブラッシングには、愛犬の健康的で質の良い被毛を守るための大切な役割があるからです。

  • 被毛の絡まりを解く役割
  • 被毛に付着したゴミやホコリや汚れを取り除く役割
  • 抜け毛を取り除く役割
  • フケを取り除く役割
  • 皮膚を優しくマッサージする役割

そして、愛犬と飼い主のスキンシップやコミュニケーションのひとつともされるのがブラッシングです。

ブラッシングが不足すると、犬の皮膚の健康状態にも悪影響を及ぼすことがあります。抜け毛やフケや汚れが取り除かれず、不衛生な状態が続くからです。

毛質が悪くなったように感じられるときは、皮膚の状態まで悪くなってしまっている可能性があります。

大量の湿ったフケが出ていたり、皮膚や被毛がベタベタしていたり、体臭とは違う嫌なニオイが感じられるなどするときは、皮膚病の可能性も考えられるため、動物病院で相談してみてくださいね。

2.シャンプーのしすぎ

シャンプー中の茶白の犬

シャンプーのしすぎは、犬の毛質が悪くなる飼い主のNG行動です。

犬のシャンプーの頻度は月1回程度で十分です。汚れているわけではなく、「犬臭いから」ということを理由にシャンプーをしすぎると、被毛がパサパサしたり、ゴワゴワしたり、毛質が悪くなることがあります。

また、排泄物が付着する度にシャンプーをすることも、犬の毛質が悪くなる原因になることがあります。排泄物が付着したときは、あたたかいシャワーで洗い流す程度にしましょう。

犬用のシャンプーと人間用のシャンプーの成分を比べてみると、それほど大きな違いはないように感じられるかもしれませんが、人間用のシャンプーは、犬にとって洗浄力が高すぎます。

愛犬の被毛と皮膚の健康状態を守るため、必ず犬用のシャンプーを使って洗うようにしましょう。犬用のトリートメントも併せて使うと、被毛が絡まりにくく、毛玉もできにくくなります。

3.食生活の乱れ

愛犬の食生活の乱れには、犬の毛質が悪くなる飼い主のNG行動が深く関わっています。

ドッグフードは、愛犬に適したものを与えていますか。愛犬の健康状態や年齢などによって、見直さなければならないタイミングがあります。

手作りごはんを与える頻度が高い場合、栄養が偏ってしまうことがあります。総合栄養食とは違い、愛犬に必要な栄養素が過不足しやすいためです。

ごはんを食べないからといって、おやつを与えていませんか。犬が「ごはんを食べなければおやつがもらえる♪」と間違って学習し、わざとごはんを食べなくなってしまっているかもしれません。

(今のごはんのままで大丈夫かな?)と不安に思われるときは、かかりつけの獣医さんに相談してみてくださいね。犬専門の栄養士さんに相談するのもよいと思います。

まとめ

ソファに抜け毛がつきまくっている犬

犬の毛質が悪くなる飼い主のNG行動を3つ解説しました。

  • ブラッシング不足
  • シャンプーのしすぎ
  • 食生活の乱れ

飼い主のNG行動が原因ではなく、加齢や病気によって、愛犬の毛質が悪くなることがあります。

犬の毛質が悪くなる病気には、内臓疾患やホルモン疾患が考えられます。定期的な健康診断を受け、健康状態を把握するようにしましょう。

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