犬に「靴」を履かせることの必要性
我が家では、必要に応じて、愛犬たちに靴を履かせることがあります。愛犬たちの安全と健康と命を守るために靴を履かせることもあれば、飼い主の都合で靴を履いてもらわなければならないこともあります。
お互いが快適に暮らすため、ストレスなく過ごすため、犬に靴を履かせることが必要な場合があると思います。
普段は全く履くことがなくても、年に1回履くことがあるかないかでも、もう数年は履いていないなというときも、万が一のことを考えると、犬用の靴は1つ持っておくと便利なものです。
犬に靴を履かせることの必要性について、私が実際に経験したことを元に解説します。靴を買おうか迷っている方、靴を履くことに慣れさせておいた方がいいのかな…と考えている方のお役に立てると嬉しいです。
指間炎になってしまったときに必要
犬が指間炎になってしまったとき、靴を履かせることの必要性を感じました。
患部を保護するために包帯を巻くことがありますが、そのままお散歩すると真っ黒に汚れてしまいますし、衛生面を考えると、洗って繰り返し使うことは難しいです。
お散歩で汚れたからと、手足を拭いたり洗ったりすると、指間炎を悪化させてしまいやすいです。このようなとき、靴を履かせることで患部を汚れや悪化から守ることができます。
犬は意外と指間炎になりやすいです。我が家の愛犬は、アトピー性皮膚炎によって、手足や指間の皮膚に炎症が起こりやすいため、靴を履かせることができるよう、日頃のお散歩で練習しています。
肉球を保護することができる
犬に靴を履かせることの最大のメリットであり、必要性を強く感じることがあるのが、肉球を保護することができるということです。
夏のお散歩中の火傷、冬のお散歩中の凍傷を予防することができます。災害時、避難中に瓦礫の中を歩かなければならないとき、肉球を裂傷から守ることができます。
また、肉球に怪我を負ってしまったときには、悪化や感染症を防ぐ役割もあります。
ストレスになるようであれば、無理に履かせる必要はありませんが、万が一のことを考えて迷っているのであれば、靴を履く練習を始めてみるのもよいと思います。
愛犬の「靴」を選ぶときの注意点
愛犬の手足に合わない靴を履かせると、関節を痛めてしまったり、ストレスになったりすることがあります。
まずは、犬の足のサイズの測り方を把握しておきましょう。立幅は、爪の先から肉球(掌球・足底球)までを測ります。横幅は、肉球の最も広い部分を測ります。紙の上に立ってもらい、ペンで印をつけながら測ると、より正確に測れるかと思います。
最も注意したいことは、『愛犬が初めて靴を履いたとき、いきなりお散歩に行かない』ということです。お家の室内や庭で、靴を履いて歩く練習をし、慣れてからお散歩に行きましょう。
私たち人間は普段から靴を履くことに慣れていて、靴を履いた方が歩きやすいですよね。しかし、犬にとって、靴を履いてバランスを取りながら上手く歩くということは、難しいことです。
練習中にもつまずいたり転んだりすることがあるかもしれません。体を支えるなどし、愛犬が怪我をすることがないよう、サポートしてあげてくださいね。
まとめ
犬に靴を履かせることの必要性を2つ解説しました。
- 指間炎になってしまったとき
- 肉球を保護することができる
我が家の愛犬は、アトピー性皮膚炎による指間炎になりやすいです。季節の変わり目になると再発します。治療中もお散歩に行きたがりますし、靴を履き慣れていて本当によかったと感じる瞬間です。
肉球を保護するという意味では、様々なシチュエーションで靴の必要性を感じることがあります。買っておけばよかった…ということがあるかもしれません。
災害用グッズのひとつとして準備しておく分には、高価な靴である必要はありません。愛犬の手足のサイズに合ったものを選んであげてくださいね。