犬に使ってはいけない『危険な食器』5選 愛犬にストレスを与えてしまう可能性も…

犬に使ってはいけない『危険な食器』5選 愛犬にストレスを与えてしまう可能性も…

愛犬にご飯を与える食器は、食べている最中にストレスのかからないものを選んであげたいですよね。今回は犬にストレスを与えてしまう可能性のある『危険な食器』の特徴を紹介します。食器選びのポイントも解説しているので参考にしてくださいね!

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬に使ってはいけない『危険な食器』5選

食器をくわえる犬

皆さんは愛犬にどのような形状や素材の食器を使わせていますか。犬にとって食事は重要な日課なので、ストレスのかかる食器を使っていると心穏やかに食事を楽しめません。ここでは犬に使ってはいけない『危険な食器』とその理由を解説します。

1.高さのあっていない食器

愛犬の頭の高さにあっていない食器を使っていると、口が届かずに食べづらかったり、首を過度に下げて首から背中にかけて傷めてしまい、椎間板ヘルニアを発症してしまう恐れがあります。

最近では土台が高くなっている食器や、食器を置いて高さ調整できるスタンドも販売されています。これらの犬用グッズや食器を活用して、愛犬が体に負担なく食事を楽しめるよう配慮してあげましょう。

2.洗いにくい形状の食器

早食い防止用の食器

早食いをしてしまう犬には、食器の中に凹凸のある形状の食器が推奨されています。しかし、この種類の食器は洗いにくく、丁寧にしっかり汚れを落とさなければ、よだれや食べかすなどが残ってしまい雑菌の温床になってしまいます。

雑菌が口から体内に侵入してしまうと、腹痛や下痢などの食中毒症状を引き起こす危険性も懸念されるので、なるべくシンプルな構造の食器を選び、早食い防止用の食器を使う場合は、徹底して丁寧に洗ってください。

3.耐久性の低い食器

耐久性の低い食器は傷がつきやすかったり、噛み癖のある犬が噛んだ時に欠けてしまったりとすぐに壊れてしまう恐れがあります。

傷がついている食器を使い続けると傷の溝に雑菌が溜まり、洗い落としにくくなり雑菌の温床になる恐れも。また、欠けていることに気づかずに使ってしまうと、愛犬が口を怪我するなどのリスクがあるので注意しましょう。

4.安定感のない食器

丸型のボウル食器

食器に使われている素材によって異なりますが、底部分が小さな円の形をしたボウルのような食器を使っていると、食べ方が激しい犬の場合はグラグラと不安定に揺れたり、食器が倒れてしまったりするため、落ち着いて食事できない原因になりがちです。

なるべく広い範囲が地面にしっかりとつくような食器を選び、グラグラ揺れるなどの心配がいらない食器を選んであげましょう。

5.すでに状態が劣化した食器

食器は何年も使い続けていると、食器に細かい傷がたくさんついていたり、滑りが取れにくくなったり、欠けたり割れている部分ができたりと劣化してしまいます。

すでに劣化している部分が確認できている食器は、買い替え時です。雑菌の繁殖や口周りの怪我など、さまざまなリスクが考えられるので早めに新しい食器を買ってあげましょう。

犬が使う食器を選ぶポイントは?

犬の食器

犬がストレスなく安心して食事できるよう食器選びは重要です。食器を選ぶときは、以下のポイントを確認してください。

  • 愛犬の体格や頭の高さに合っているか
  • 食器の深さは愛犬のマズルの長さに適しているか
  • 耐久性が高く安定感はあるか(陶器やステンレスなど)
  • 洗いやすい形状をしているか
  • 低い食器には食器置き(スタンドや台)を併用

これらのポイントをチェックして、愛犬にあった食器を見つけてあげましょう。

まとめ

見上げる犬とフードボウル

いかがでしたか。愛犬に適していない食器を使い続けていると、食事のたびにストレスがかかったり、首周りに負荷がかかっている恐れがあります。すでに劣化が見られる食器は早めに新しい食器へと買い替えてあげましょう。

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