犬のしつけでやってはいけないNG行為4つ 配慮や理解をしてあげるべきポイントを解説

犬のしつけでやってはいけないNG行為4つ 配慮や理解をしてあげるべきポイントを解説

『犬のしつけでやってはいけないNG行為』についてまとめました。初めて犬のしつけをする飼い主がやってしまいがちなNG行為があります。今回は、犬への配慮や理解をしながらしつけができるポイントを解説します。

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犬のしつけでやってはいけないNG行為

ソファの粗相を叱られる子犬

しつけとは、犬に「良い行動をすると良い成果が得られる」ということを教えてあげることです。

しつけでやってはいけないことは、犬に「悪い行動をすると罰が与えられる」と、誤った認識をさせることです。

飼い主のNG行為が愛犬のしつけを長引かせたたり、問題行動を悪化させたりすることがあります。しつけは、愛犬への配慮と理解を忘れないことが大切です。

1.失敗を叱ること

失敗を叱ることは、犬のしつけでやってはいけないNG行為です。

よくあるのは、トイレの失敗を叱ることです。トイレ以外の場所で排泄しても叱ってはいけません。シートからはみ出してしまっても叱ってはいけません。

トイレの失敗を叱られた犬は、排泄したことを叱られたと勘違いしてしまうことがあります。室内でトイレができなくなる原因になりやすいです。

トイレ以外の場所で排泄してしまうのは、まだトイレの場所をしっかり認識することができていないからです。トイレが汚れていたこと、トイレの置き場所が気に入らないことも失敗の原因になることがあります。

シートからはみ出してしまうのは、シートのサイズが愛犬の体に合っていないからかもしれません。サイズを大きくしたり、敷き詰めて使ったり、工夫してみましょう。

2.罰を与えること

罰を与えることは、犬のしつけでやってはいけないNG行為です。

よくあるのは、ケージに閉じ込めて「そこで反省してなさい」という罰を与えるということです。ケージは犬の反省部屋ではありません。

ケージは犬にとって、安全で安心できる快適な場所でなければなりません。罰として閉じ込められると、ケージに入ることを嫌がるようになってしまいます。

犬のしつけで最もやってはいけないNG行為は「体罰」です。痛みや恐怖心を与えることで従わせるのは、しつけではありません。

しつけの最中、「今日はもう言うことを聞いてくれないな」「集中力が切れてしまったな」というときは、罰を与えるのではなく、トレーニングを終えましょう。

3.飼い主の気分で対応を変えること

レトリバーに人差し指を向ける

飼い主の気分で対応を変えることは、犬のしつけでやってはいけないNG行為です。

そのときの気分によって、笑顔で楽しそうにしつけをするときもあれば、面倒くさそうにしつけをするときもあれば、イライラした態度でしつけをするときもある、ということではいけません。

気分は行動にも表れます。飼い主の行動に一貫性がなければ、「何を基準に判断すればいいの?」と、犬を混乱させるばかりです。

しつけには一貫性を持ち、トレーニング方法は家族で共有しましょう。

4.他の犬と比べること

他の犬と比べることは、犬のしつけでやってはいけないNG行為です。

しつけは、競い合うものではありません。他の犬にはできても、愛犬にはできないことがあります。他の犬は短時間で覚えられても、愛犬には時間と根気強さが必要なことがあります。

「他の犬はみんなお利口さんなのに…」なんて言葉にしていませんか。思い通りにならないのは愛犬に問題があるからではなく、自分のしつけ方に問題があるのでは、と考えてみましょう。

しつけ本に書かれていることが全てではありません。犬それぞれに合ったトレーニングがあります。愛犬に合ったしつけ方やトレーニング方法を見つけてあげましょう。

まとめ

罰を与えられそうで怖がる犬

犬のしつけでやってはいけないNG行為を4つ解説しました。

  • 失敗を叱ること
  • 罰を与えること
  • 飼い主の気分で対応を変えること
  • 他の犬と比べること

しつけの基本は、「○○してはいけない」ではなく、「○○するべきだ」ということを教えてあげることです。

そうすることで、叱ることが減り、褒めることが増えます。難しいことかもしれませんが、今よりもう少しだけ意識してみましょう。

しつけをする側の飼い主にとっても、気持ちが楽になると思います。

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