世界最高齢の犬は31歳!?国内でも26歳の長寿犬
現在、日本国内で暮らす犬の平均寿命は、14.7歳と一昔前に比べると延びていることがわかります。しかし、犬の平均寿命が延びているのは日本だけでなく、世界的にも同じことが言えます。
また、なんと世界最高齢の犬には31歳まで生きたという超長寿犬も!(現在は31歳生きたという証拠がないため、ギネス世界記録は剥奪されています)
他にもギネス記録には登録されていないものの、29歳まで生きた犬や日本国内では26歳まで生きた犬など、世界中に平均寿命を遥かに超えた長寿犬が存在しているのです。
長生きの秘訣は?『長寿な犬』の特徴5選
では、平均寿命を遥かに超える長寿犬には、どのような特徴があるのでしょうか。長寿犬の持つ特徴を把握することで、長生きの秘訣が見えてきます。
1.ストレスが少ない環境で育っている
平均寿命を遥かに超えた犬に共通する点として、ストレスの少ない環境で育っていることがわかります。多くの場合は都会よりも田舎などの、のびのびとした環境で育っていることが多く、犬としてストレスを感じにくい環境が長生きの秘訣なのでしょう。
例えば、車が多く行き交う場所は犬にとっては不向きです。それに対し、のんびり静かで穏やかな環境や、のびのびと行動できる環境は、犬にとってストレスが少なく心身ともに負担が少ないものと考えられます。
2.犬本来の生活が尊重されている
長寿な犬に共通している点として、犬本来の生活が尊重されている点も挙げられます。
特に海外では、牧羊犬としてのびのびと本来の自分のポテンシャルを発揮していたり、広い敷地内で犬としての本能的欲求が満たせる環境で暮らしている犬が長生きする傾向にあるようです。
日本は住居が密集しがちな環境なので、どうしても犬に「吠えない」「飛びつかない」「狭い住居内で走り回らない」といった制限をしなくてはいけません。
しかし本来、犬は吠えるものですし、のびのびと駆け回ることが好きな動物です。こうした犬としての習性や本能を尊重されることで、ストレスフリーな生き方につながるのでしょう。
3.バランスの取れたシンプルな食生活
近年、飼い主の愛情を込めた手作り食を与えているご家庭も増えています。しかし、実は長寿な犬たちは特別なご飯を食べているわけではなく、シンプルに総合栄養食であるドッグフードを適量、毎日朝晩2回もらっているだけというケースが多いです。
また、特別なおやつやご褒美をもらうことも少ない反面、現地で採れた新鮮な食材を分けてもらっていることもあるのだとか。シンプルな食生活にちょっとした自然的なご褒美をもらう程度が、犬の生活には合っているのかもしれません。
4.過保護にならない範囲でお世話されている
全ての犬にとって、健康を維持する上でお世話が欠かせません。しかし、過保護にお世話しすぎてしまうと、かえって犬にストレスを与えてしまうことも。
長寿な犬の飼い主たちは過保護にお世話をすることはなく、「体が汚れたな」と思ったタイミングで体を洗ってあげたり、毎日歯磨きやブラッシングをスキンシップの延長の感覚で行っているなど、自然に身を任せて行っている様子が見受けられます。
必要最低限のお世話を欠かさず行い過保護に手を加えるのではなく、犬の気持ちや本来の姿を尊重してあげることも大事なのかもしれません。
5.家族から愛情をたっぷり注がれている
全ての長寿な犬に共通するのは、家族から愛情をたっぷりと注がれているという点です。場合によっては、一緒に暮らす他の犬や動物とコミュニケーションを取りながら、互いに交流を深めていることもあるようです。
犬は仲間意識の強い動物です。そのため、家族から愛情を注がれたり、褒めてもらったりすることで自信や幸福感につながります。
幸福感はストレスを軽減する働きもあるため、こうした点でも長生きの秘訣に自然とつながっているのでしょう。
まとめ
いかがでしたか。長寿な犬たちは、総じてストレスの少ない生活を送っていることがわかります。海外の広大な敷地で暮らす犬のような生活はなかなか難しいですが、できる範囲で犬本来の姿や生活習慣を尊重してあげるとよいでしょう。