犬が混乱してしまう『名前』4選
犬をお迎えする際、どんな「名前」をつけるか悩んでしまう飼い主さんは多いでしょう。犬の名前は人間と違って法律的な決まりは何もなく、飼い主さんが自由に決めてOKです。
しかし、つけた名前によっては犬が混乱したり困ってしまうことがあります。ここではどんな犬の名前を避けるべきなのかご紹介しますので、愛犬の名前を考える時の参考にしてください。
1.同居犬や家族と似ている名前
犬に同居犬や家族と似ている名前をつけるのはやめたほうが良いでしょう。
例えば、「ミミ」という犬が家にいるのに、新しく来た犬に「リリ」と名付けてしまうと犬はどちらが呼ばれているのか認識できず、混乱してしまうことがあります。
同じように、子供さんの名前が「タロウ」というのに、犬に「コタロウ」などと似た名前を付けてしまうのもNGです。子供を叱ろうと「こら!タロウ!」などと言えば、犬のコタロウも「自分が叱られた」と勘違いしてしまいます。
他にも、日常的によく使う言葉を名前にしてしまうと、犬は自分が呼ばれているのかどうか判断することができず困ってしまうため、身近なものとは被らない名前にするのがオススメです。
2.長すぎる名前
犬にカッコイイ名前をつけたいからといって、長すぎる名前をつけるのはNGです。
犬は短い単語しか理解できないため、5文字以上の長い名前をつけられると自分の名前を認識できず、しつけなどが上手くいかなくなってしまう恐れがあります。長すぎる名前は、飼い主さんも日常的に呼び辛いはずです。
どうしても長い名前をつけたい場合は、普段は本名とは別の短い愛称で呼ぶようにするのが良いでしょう。
3.聞き取りづらい名前
犬の名前に「犬が聞き取りづらい言葉」を使うのはNGです。
犬は母音や破裂音には反応しやすいですが、子音を聞き取るのが苦手だといわれています。子音を使った名前、例えば「スー」や「セン」などの名前は犬が聞き取りづらく、飼い主さんが出したしつけの指示に反応が鈍くなる恐れがあります。
できるだけしつけをスムーズに行いたい飼い主さんは、愛犬が聞き取りやすい名前をつけることを意識してください。犬が反応しやすい音になっているか悩む場合は、名前を考える時に実際に犬に呼びかけて反応を見てみるのが良いでしょう。
4.統一されない名前
犬の名前は統一して呼ぶようにしましょう。
「コムギ」という名前の犬を「こっちゃん」と呼んだり、別の日には「ムギ」と呼んだりするなど色んな名前で呼んでいると犬は混乱してしまいます。
人間は名前をもじったあだ名で呼ばれても「たぶん自分のことだな」と判断することができますが、犬には「名前」という概念がないため、普段と違う呼び方をされると自分のことだと理解できず困ってしまうのです。
特にしつけの時に色んな名前で呼ばれると、犬は混乱して指示が聞けなくなってしまうことがあります。犬と長く暮らしていると「あだ名」で呼ぶようになることも多いですが、指示を出したりしつけを行う時だけでも、名前は統一するようにしましょう。
犬の『名付け』で押さえておきたいポイント
犬の名前を考える時は、以下のポイントを押さえるのがオススメです。
- 4文字以下の名前にする
- 母音や破裂音などハッキリした音を使う
- 家族と似た名前や日常的に使う言葉は避ける
- 外で呼んでも恥ずかしくない名前にする
- 人間のような名前は避けたほうが安心
犬の名前は外で呼ぶことも多いですから、周囲にいる人が驚いたり不快に感じるような名前はつけないようにしましょう。人間によくつけられる名前も避けたほうが気まずい思いをせずに安心です。
まとめ
犬の名前は飼い主さんが自由につけることが可能ですが、犬が混乱しないような名前をつけたほうがしつけもしやすいですし、コミュニケーションもうまくいくはずです。
これから犬をお迎えするという方は、ぜひこの記事を参考に愛犬に素敵な名前をつけてあげてくださいね!