愛犬との心の距離がもっと近づく「飼い主の行動」
愛犬と飼い主の心の距離は、近づくこともあれば、遠くなってしまうこともあります。常にぴったりとくっついていられるわけではないのです。
なかなか距離を近づけることができず、モヤモヤとした日々を過ごしている飼い主もいらっしゃるかもしれません。
- 愛犬から遊びやお散歩に誘ってくれなくなった
- ベッドで一緒に寝てくれなくなった
- 呼んでもなかなか来てくれなくなった
- お見送りやお出迎えをしてくれなくなった
このようなことが急に起きたとき、もしかすると心の距離が遠くなってしまったサインかもしれません。
難しく考える必要はありません。何か特別な知識や技術を必要とするわけでもありません。飼い主の方から心を開き、愛犬の心が近づくのを根気強く待つことができれば大丈夫です。
1.新しい芸を教える
「芸をしたらおやつがもらえる」ということに対して、いつからかあまり喜びを感じられなくなってしまうことがあります。
芸を教えることは、愛犬と飼い主のスキンシップやコミュニケーションのためにある、と言っても過言ではありません。
犬は新しいことにチャレンジすることが大好きです。飼い主と一緒にチャレンジし、成功することに大きな喜びを感じます。
何だか心の距離が遠くなってしまったように感じられるとき、今よりもっと心の距離を近づけたいときは、新しい芸を教えてあげましょう。
2.褒めることを増やす
褒めることを増やすと、愛犬との心の距離がもっと近づきます。
子犬の頃は、トイレが上手にできたと褒めていましたよね。ちょっとはみ出してしまっても褒めていたのではないでしょうか。大失敗しても褒めていたかもしれません。
成犬や老犬にになった今はどうでしょうか。今日はどんなことを褒めましたか?犬もおとなになると、何でも当たり前にできるようになってしまうため、褒める機会が自然となくなってしまうようです。
ほんの些細なことで構いません。帰宅した飼い主のお出迎えをしてくれたときは、大袈裟に喜び、褒めてあげましょう。お利口さんにお留守番できたことへのご褒美(おやつ)を与えましょう。
3.乗り気でなくても遊びに誘う
成犬や老犬になると、おもちゃや遊びにもあまり興味を示さなくなってしまいます。愛犬が乗り気でなくても遊びに誘ってみましょう。今よりもっと心の距離を近づけるきっかけになります。
遊びが嫌いなわけではないんです。おとなになり、落ち着いてしまっただけなんです。子犬の頃のように活発な遊びはしなくなるかもしれませんが、室内でできる簡単な遊びに誘ってみましょう。
片方の手におやつを握り、「どっちに入ってるかな?」という簡単な遊びで構いません。スキンシップやコミュニケーションにもなり、おやつも食べることができ、犬に興味を持ってもらいやすいです。
飼い主が家のどこかに隠れ、愛犬を呼んでみてください。なかなか探しに来てくれないこともあるかもしれませんが、しつこく呼んでみましょう。仕方なく探しに来てくれることも遊びのきっかけになるでしょう。
まとめ
愛犬との心の距離がもっと近づく「飼い主の行動」を3つ解説しました。
- 新しい芸を教える
- 褒めることを増やす
- 乗り気でなくても遊びに誘う
(飼い主と一緒だと嬉しいな)(飼い主と一緒だと気分がいいな)(飼い主と一緒だと楽しいな…)と、そんな風に思ってもらえる瞬間がひとつでも増えると、心を距離が近づきます。
どうしても距離が縮まらないときは、停滞期と捉えても良いのかもしれません。無理に近づけようとするのではなく、自然と近づくことをジッと待つことも大切だと思います。