犬が一緒に寝てくれなくなったときに考えられる心理5選
以前は一緒に寝ていた愛犬が、なぜか最近一緒に寝てくれなくなった…というご家庭はありませんか。犬が一緒に寝てくれなくなった時は、さまざまな理由が考えられます。ここでは飼い主と離れて眠る心理を見ていきましょう。
1.気温が高くなってきたから
毎年5月に入るあたりから、少しずつ気温が高まっていきます。犬は気温の変化に敏感なので少しでも室温が上がり暑さを感じ始めると、布団から離れて眠ろうとする犬が多いです。
したがって、この時期から少しずつ一緒に寝てくれなくなったという場合は、単純に暑さで布団やベッドから遠のいているだけでしょう。
2.飼い主のいびきや寝言がうるさくて眠れない
飼い主のいびきや寝言がひどい場合、警戒心が高く聴覚の優れている犬にとって、飼い主の側は寝心地が良いとは言い難いでしょう。
眠る時以外は変わりなく懐いていたり信頼関係が築けている様子ならば、特に問題はありません。愛犬の安眠のために離れて眠ることを選んだり、いびきや寝言を改善する専門外来を受診してみてはいかがでしょう。
3.飼い主の寝相が悪く危険を感じたから
飼い主と一緒に寝ていた時、飼い主の寝相が悪くベッドから蹴り落とされそうになったり、寝返りが激しかったり回数が多いことでゆっくり熟睡できない経験を持つ犬は、飼い主から離れて眠ることが多いです。
この場合、別の部屋で眠るようになる犬もいますが、同じ布団やベッドで眠らなければ危険性はないので、同じ寝室には一緒について行くという犬も多いでしょう。
4.柔軟剤の香りをきついものに変えたから
柔軟剤の香りを変えてから別の場所で眠るようになったという場合は、もしかするとシーツや布団、枕に染み付いた匂いが変わったことで不信感を抱いている可能性も。
犬は慣れ親しんだ匂いに安心感を覚える動物です。そのため、柔軟剤の香りが変わったりきつい香りに変わったりすると、それだけで安眠できなくなる犬は珍しくありません。
5.なんらかの要因で信頼関係が崩れてしまった
眠る時以外にも自ら近寄ってくれなくなった、よそよそしい態度を取られるようになったという場合は、信頼関係から崩れてしまっている恐れがあります。
愛犬が嫌がることをしたり、叱ってばかりで愛情を感じられないコミュニケーションをとっていたりすると、犬の飼い主に対する信頼が落ちてしまいます。
この場合は、まずは信頼関係を取り戻すためにコミュニケーション方法を見直し、少しずつ信頼回復していくことが最優先です。
基本的には問題なし!信頼関係は修復する努力を
犬が一緒に寝てくれなくなっても、普段は懐いていたり信頼している様子を見せてくれている場合は、特に問題はありません。
そもそも犬と飼い主が一緒に眠らなければいけないという決まりはなく、衛生的な観点で見ても一緒に眠ることは推奨されていないのです。
ただし、日頃の態度も素っ気なくなった、どこか怯えているような態度を見せるという場合は、信頼関係が崩れている恐れがあります。まずは接し方を見直して信頼を取り戻す努力をしましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬が一緒に寝てくれなくなった時は、気温や飼い主の寝相、香り事情などさまざまな理由が考えられます。基本的には大きな問題ではないので、日中の態度に変化が見られないようならば心配いらないでしょう。