カンヌのレッドカーペットに今年も登場の犬のメッシ
世界中の映画ファンが注目するフランスのカンヌ映画祭。この映画祭にはジャーナリストが創設した「パルム・ドッグ賞」という映画に出演した犬のための賞があり、犬好きにとってもたまらないものです。
昨年パルム・ドッグ賞を受賞した「落下の解剖学」出演のメッシ(映画の中ではスヌープ)は、犬好きさんたちがカンヌに注目する理由のひとつでもあります。
「落下の解剖学」は昨年のカンヌの最高賞であるパルムドールだけでなく、アカデミー賞でのオリジナル脚本賞など、数々の映画賞を受賞しました。そして今年のカンヌでもまたメッシが注目を集めました。
メッシは今年の映画祭の期間中、2つのテレビ局のために8つの1分番組の司会を務めるそうです。
こちらは今年のカンヌのレッドカーペットでのメッシの様子です。
https://www.youtube.com/watch?v=RcmwguA-S-g
しかし、今年の映画祭で注目を集めた犬はメッシだけではありませんでした。
犬の裁判をテーマにしたコメディ映画
今年のカンヌ映画祭で人気を集めた映画のひとつは、Le Procès du chien(犬の裁判)という作品でした。タイトルのとおり、何度も問題を起こしている犬の裁判がテーマになっています。
フランスとスイスの合作映画で、動物の弁護を専門とする若い弁護士アヴリルが、何人もの人を噛んだ罪で死刑の危機に直面している犬を、死刑から救うために奮闘するというストーリーだそうです。
この犬コスモス役を演じたのはグリフォン系雑種のコディで、コディは当初オオカミのように遠吠えすることができなかったのだそうです。
2人のドッグトレーナーが彼から遠吠えを引き出すため試行錯誤を繰り返し、最終的にコディは映画の中で見事な遠吠えを披露しました。
フランスでの公開はこの秋ということですから、日本でこの映画が見られるのはもっと先の話になりますが、犬の裁判をテーマにしたコメディ映画、心に留めておいてくださいね。
中国発の犬と青年の旅をテーマにした映画
もうひとつ、犬をテーマにした映画があります。こちらは中国の映画で、犬と孤独な青年の絆を描いたストーリーです。
映画のタイトルは「黒い犬」(公開時には別のタイトルになる可能性があります。)2008年、中国北西部のゴビ砂漠にある小さな町の故郷に、刑務所から出所した青年ラングが戻ってきます。
ラングはオリンピックを前に、野良犬を一掃するためのパトロール隊で働いていたのですが、ある日黒い犬と思いがけない縁を結び、一人と一匹は新たな旅に出るという物語だそうです。
こちらはやや重いテーマの映画のようですが、西欧諸国に比べて馴染みの薄い中国の犬文化を知るきっかけにもなりそうです。
まとめ
今年も犬が注目されたカンヌ映画祭から、話題を集めた犬の映画をご紹介しました。映画は普段簡単には行けない遠い国の空気に触れる機会をもたらしてくれます。
2本の映画の内容はまだ伝え聞くことしかできませんが、もし日本で公開された折には、海外の犬文化に触れる良い機会なのでチェックしてみてくださいね。
《参考URL》
https://apnews.com/article/cannes-messi-dog-anatomy-of-a-fall-6acbc9efff069a7580194aa49aaa8f18
https://www.festival-cannes.com/en/2024/le-proces-du-chien-dog-on-trial-laetitia-doschs-vision/
https://www.festival-cannes.com/en/f/gou-zhen/