犬が飼い主に顔をこすりつけてくる理由
あなたは愛犬に、顔をスリスリとこすりつけられたことはありませんか?
愛犬が顔をすり寄せてくる様子は可愛いものですが、犬はなぜ飼い主に顔をこすりつけてくるのでしょうか。
今回は、犬が飼い主に顔をこすりつけてくる時に考えられる理由をご紹介します。愛犬に当てはまりそうなものがあるかどうか、チェックしてみましょう。
1.飼い主に甘えたい
犬は飼い主に甘えたい時に顔をこすりつけてくることがあります。「撫でて欲しい」「かまって欲しい」という気持ちが、顔をスリスリする行動としてあらわれているのです。
特に、スマホやテレビに夢中になっている飼い主の気を引きたい時に、顔をこすりつける行動はよく見られます。
愛犬が顔を寄せてきたら、たくさんスキンシップを取ってあげましょう。
2.何か要求がある
愛犬が顔をこすりつけてクンクン鳴いたり、「こっちへ来て!」というように誘導してくる時は、飼い主に何かして欲しいことがあるサインです。
この時の犬は、「ご飯が食べたい」「ソファーの隙間に落ちたオモチャを取って欲しい」など、あなたに何らかの頼み事をしていることが多いでしょう。
毎回要求に応えていると犬がワガママになる恐れがありますが、普段きちんとしつけをしているのなら、お願いを叶えてあげると愛犬はきっと喜んでくれるはずです。
3.慰めてくれている
あなたが泣いているときや落ち込んでいる時、愛犬が顔をこすりつけてきたことはありませんか?これは犬が「ご主人どうしたの?」「元気だして」と慰めてくれている時にする行動です。
普段と様子が違う飼い主を心配して、顔をスリスリしてなんとか笑顔になってもらおうとしているのでしょう。人の気持ちを理解し、コミュニケーション能力が高い犬ならではの行動だといえます。犬の健気な行動には感動してしまいますね。
4.目や顔が痒い
犬は目や顔が痒い時に、飼い主の体に顔をこすりつけてくることもあります。
自分の手で痒い所を掻けない犬達にとって、飼い主さんの体や服は、柔らかい目や顔を掻くのにちょうど良いのでしょう。
スリスリしてくるのが時々であれば心配いりませんが、頻繁にこすりつけてくる場合は病気やケガの可能性もあるため、注意が必要です。
こんな症状がある時は動物病院へ
顔をこすりつけてくる愛犬に、次の症状がある時は動物病院で診察を受けるようにしましょう。
- 目が赤い
- 目ヤニがでている
- デキモノができている
- 顔を擦り続けている
- 口から悪臭がする
このような症状がある時は、犬の目や口の中などにトラブルが起きている可能性が高いです。顔のどこかに棘などの異物が刺さり、それが気になってこすっている場合もあるかもしれません。
愛犬の様子がいつもと違ったり、スリスリを何度も繰り返してくるときは、すぐに動物病院で適切な治療を受けましょう。目や口のトラブルには重い病気が隠れていることもありますので、早期に治療することが大切です。
まとめ
今回は、犬が飼い主に顔をこすりつけてくる理由について解説しました。
愛犬が顔をこすりつけてくる姿は可愛いですが、時には犬が健康トラブルを抱えていることもありますので、飼い主は症状を見落とさないようにしましょう。目ヤニが溜まると痒みでこすってしまうこともあるので、顔のお手入れをこまめに行うことも大切です。
愛犬が顔をこすりつけてきた時には、この記事を参考にどんな心理なのか考えてみてくださいね。