犬が「はやくごはんを食べたい」ときにする行動
犬にとって、ごはんの時間は一日のうちでも大事なイベントです。毎日おおよそ同じ時間に食べさせているかと思いますが、たまに飼い主さんの都合で多少なりとも時間が遅れてしまうこともありますよね。
そんなとき、愛犬はどのような様子でしょうか。ごはんを食べたい犬は、どのような行動にでるのでしょうか。
そこで今回は、犬が「はやくごはんを食べたい」ときにする行動について解説します。愛犬がお腹を空かせているときの様子と比べてみてくださいね。
1.飼い主の後をついて回る
犬がはやくごはんを食べたいとき、飼い主の後をついて回ることがあります。
「ごはんだよ」と声がかかること、食器にごはんが用意されることを期待して、飼い主の行動を監視しているのでしょう。
このとき、普段は立ち入りを禁止している階段を飼い主と一緒に上り下りしてしまったり、絶対立ち入り禁止のキッチンに入ってしまったりすることがあります。思わぬ事故やトラブルが起きやすいため注意しましょう。
2.ごはんが保管されている容器や扉の前でソワソワする
犬がはやくごはんを食べたいとき、ごはんが保管されている容器や扉の前でソワソワすることがあります。
容器の蓋が開けられること、扉が開けられることを今か今かと待ちわびているのでしょう。
容器の扉を自ら器用に開けてしまう犬もいます。しかし、盗み食いは問題行動です。まずは蓋をしっかり固定することができる、密閉容器を選ぶようにしましょう。
購入したときの袋のままで保管していると、袋を噛みちぎって盗み食いすることがありますので注意しましょう。
3.食器や犬用テーブルの前に座って待つ
犬がはやくごはんを食べたいとき、食器や犬用テーブルの前に座って待つことがあります。
お利口さんにしているけれど、まだごはんの時間じゃないし…というとき、何だか心苦しく思ってしまうことがあるのではないでしょうか。
はやくごはんを食べたいときの犬は、座っているとき、背筋がピンッと伸びていて姿勢が良いのも特徴的です。
ごはんはなるべく決まった時間に与える方が健康上もよいと思います。催促に負けて与えてしまうと、催促の行動をエスカレートさせてくることがありますので注意しましょう。
4.もらえるまで吠え続ける
犬がはやくごはんを食べたいとき、もらえるまで吠え続けることがあります。
要求吠えは問題行動です。吠えることをやめさせるためにごはんを与えてしまうと、(吠えれば言うことを聞いてもらえるんだ♪)と、間違った学習をさせてしまいかねません。
低めのトーンで「ダメ」「まだだよ」と、一言だけ声をかけるようにしましょう。
5.クンクンと甘えた声で鳴く
犬がはやくごはんを食べたいとき、クンクンと甘えた声で鳴くことがあります。
甘えておねだりされるとついごはんの時間を早めたくなってしまいますよね。吠えなければ問題行動ではない、ということではないと思います。
どうしてもお腹が空いてしまうことがよくあるのであれば、ごはんの回数を増やしたり、満腹感をサポートするごはんを混ぜて与えたりして対応するとよいと思います。
6.飼い主の手や顔を舐める
犬がはやくごはんを食べたいとき、飼い主の手や顔を舐めることがあります。
子犬が母犬にミルクをおねだりするとき、母犬の口元を舐めて「はやくミルクが飲みたいよ」と伝えるのだそうです。本能として、成犬になった犬にも同じような行動が見られるのではないかと考えられています。
犬は空腹の時間が長くなると、黄や白の液体を嘔吐してしまうことがあります。
手や顔を舐めることを叱る前に、食事の回数は適切であるか、前回の食事からどれくらいの時間が経ったのか、本当に空腹状態なのではないか、ということも考えてみる必要があるかもしれません。
まとめ
犬がはやくごはんを食べたいときにする行動を6つ解説しました。
- 飼い主の後をついて回る
- ごはんが保管されている容器や扉の前でソワソワする
- 食器や犬用テーブルの前に座って待つ
- もらえるまで吠え続ける
- クンクンと甘えた声で鳴く
- 飼い主の手や顔を舐める
帰宅時間が遅くなったり、うっかりごはんの時間を過ぎてしまったりするようなことが頻繁にあるときは、自動給餌器の活用も検討してはいかがでしょうか。
愛犬の盗み食いや拾い食いなどの問題行動を防ぐためにも、誤飲誤食を防ぐためにも、対策のひとつとして必要になるかもしれません。