散歩のとき愛犬が他の犬に吠える原因は怖いから?
散歩のとき愛犬が他の犬に吠える原因を、じっくりと考えたことはありますか?
「遊びたいのかな?怖い?それとも不安?なんだろう?」
思いつく限りの可能性を頭の中で考えてみるものの、実際どうなのかは愛犬にしかわからないものです。
しかし、ボディランゲージを読めるようになると、少なくともその時の気持ちがネガティブなのか?それともポジティブなのか?もしくは葛藤しているのか?といった判断をしやすくなります。
つまり、愛犬が他のお散歩をしている犬に吠えていたとしても、必ずしも怖いからとは限りませんし、もしかしたらただ遊びたくて吠えている可能性もあるのです。
愛犬が散歩で他の犬に吠えないようしつけるべきなのか?
つい私たち人間は、犬をしつけてどうにかしようと考えてしまいがちです。
実際、愛犬がお散歩中に他の犬に吠えるのを目の当たりにすると、「しつけをしないといけない」と考える人は、決して少なくないと思います。
ですが、愛犬がどんな気持ちでそのような反応をしているのか理解しないまま、果たしてしつけはできるものなのでしょうか?
吠えないようにする方法はいろいろありますが、愛犬がその時感じている気持ちを無視して形だけ作るというのは、あまりにもフェアとは言えません。
まずしなければいけないのは、愛犬の気持ちを理解することです。そのためにはボディランゲージを読めるようになること、そのために学ぶことです。
本やセミナーなど、ボディランゲージを学べる場所はたくさんあります。まずはボディランゲージを知るところからはじめましょう。
愛犬をしつけようせず環境を見直してみよう
しかし、今困っているのにボディランゲージを勉強しているだけでは、困ったことの解決にはならないのも間違いありません。
そこで、合わせて行なってほしいのは、犬を変えるのではなく環境を変える方法です。
散歩中に他の散歩している犬に吠えるのであれば、他の犬と出会わないような時間に散歩をしたり、見かけても方向を変えて完全に鉢合わせにならないようにすればいいのです。
「これでは根本的な解決にならない!」と考えるひともいるでしょう。
ですが、それをするだけで「散歩中に他の犬に吠えない」という目的は達成できます。
それでも他の犬がいても吠えないようにしたいのであれば、応用行動分析学を学び動物福祉に配慮したドッグトレーナーに相談しましょう。
もちろん、ドッグトレーナーに相談したからといってすぐに結果が出るわけではありませんし、失敗を繰り返せば繰り返すほどその反応は定着していきます。
そうなってしまうとその反応を減らすために、相応の時間が必要になるので、少しでも失敗を減らすためにも吠えなくてもいい環境を選択することは必須なのです。
環境を変えることで吠えずに済むのであれば、私はそれでいいと思いますし、それだけでは不十分と考えるのであれば、できるだけ早く相談することをおすすめします。
まとめ
愛犬が散歩中に他の犬に吠える原因は、必ずしも不安や恐怖といったネガティブなものではありません。
遊びたい気持ちのフラストレーションから、吠えるという反応が出てしまっていることもしばしばです。
目的が「吠えないでほしい」ということであれば、吠えなくて済む環境を選んで散歩をすると、それは解決できます。
しかし、他の犬がいても吠えないようにしたいということであれば、失敗経験を増やさないためにも環境を選びつつ、できるだけ早くポジティブなドッグトレーナーに相談しましょう。