犬の換毛期『絶対NG行為』4選 怪我やトラブルにつながるお手入れ方法とは

犬の換毛期『絶対NG行為』4選 怪我やトラブルにつながるお手入れ方法とは

ダブルコートの犬は、換毛期に突入すると抜け毛がすごいですよね。もちろん定期的なブラッシングをしていると思いますが、もしお手入れ方法が間違っていると、愛犬の負担になってしまいます。この記事では、犬の換毛期にしてはいけない「絶対NG行為」をご紹介します。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬の換毛期とは?

ビーグルと抜け毛を持つ飼い主さんの手

柴犬やコーギー、ハスキーやゴールデンレトリバーなど、いわゆる「ダブルコート」の犬は春と秋の換毛期には驚くほど毛が抜けます。ここでいう「ダブルコート」とは、オーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)の2層構造をもつ被毛のことです。

季節の変わり目には、下毛であるアンダーコートが大量に抜けます。人間の「衣替え」のような感覚と言って良いでしょう。

外飼いが当たり前だった以前と違い、現在は室温が保たれる室内飼育が一般化してきました。そのため、外の温度差を感じにくく、1年を通して毛が抜ける犬も目立ってきています。

犬の換毛期の「絶対NG行為」

ブラッシングされて怒る犬

「換毛期には、定期的にブラッシングをする」という飼い主さんも多いでしょう。もちろんそれは、とても大事なことです。

しかし一方で、換毛期にしてはいけない「絶対NG行為」があることをご存じでしょうか。

そこで今回は、犬の換毛期に絶対してはいけないNG行為について具体的に解説します。愛犬の換毛期のお手入れが必須の飼い主さんは、ぜひ確認しておきましょう。

1.ブラッシングが足りない

換毛期のブラッシングは、毎日行うことが理想です。1日何回もする必要はありませんが、しっかり毎日行わないと犬の皮膚の通気性が悪くなり、雑菌が繁殖しやすくなります。

ブラッシングが足りないと、それが元で皮膚炎を発症してしまうことも。

また、愛犬のブラッシングが足りないことが原因で、わたしたち人間も、空中に舞う抜け毛によりハウスダストを引き起こし、咳やくしゃみなどのアレルギーを発症する可能性もあります。

そのため、愛犬のブラッシングは十分に行い、その際の抜け毛はこまめに掃除をして室内の清潔を保つことが大切です。

2.力任せにブラッシングする

ブラシを持ち出すと愛犬が逃げてしまう…そんな場合は、普段のブラッシングの力が強くて愛犬が嫌がっているのかもしれません。しっかり抜け毛を取り除きたい気持ちは分かりますが、力任せに行うのはNGです。

力任せのブラッシングが原因で、愛犬の皮膚に負担をかけて部分脱毛になってしまったり、強い力が原因で擦過傷になってしまうことも。

ブラッシングの際は、自分の皮膚にブラシを当てて、痛くないと感じる程度の力加減がベストです。ブラッシングを嫌っている愛犬の場合はとくに、ブラッシング前にこの方法で自分の力加減をチェックすることをおすすめします。

3.愛犬に合わないブラシを使う

犬用ブラシも、最近は実に種類が豊富です。

一般的によく使われている「スリッカーブラシ」や、犬の皮膚に優しい「ラバーブラシ」、仕上げ用の「獣毛ブラシ」など、実に様々です。他にも、ブラッシングが苦手な犬向け用に、手袋の形をした「グローブ型ブラシ」もあります。

抜け毛が多いダブルコートの犬種には、「スクラッチャーブラシ」を使うと、アンダーコートをしっかり除去してくれます。

これは、少しの力でもごっそり取れるので、ついつい長時間ブラッシングをしてしまいがちです。しかし、必要以上に毛を取り除いてしまったり、刃の先端で皮膚を傷つけることもあるため、扱いには注意が必要です。

4.シャンプーをしすぎる

換毛期には清潔にしなくては、といつもより愛犬のシャンプーの頻度が増えていないでしょうか。

シャンプーのしすぎは、必要な皮脂まで奪ってしまい、皮膚の乾燥を招いたり、皮膚本来の免疫力を弱め、皮膚トラブルを引き起こすこともあります。

愛犬のシャンプーには、シャンプー剤は低刺激で保湿効果のあるものを使用し、頻度は多くても月2回程度に留めましょう。

犬の換毛期に効果的なお手入れ

ラブラドールレトリバーと抜けた毛

愛犬の換毛期のお手入れを怠ったり、上記のようなNG行為をしてしまうと、愛犬や飼い主さんの健康トラブルへつながる恐れもあります。

そのため、愛犬の換毛期に突入したら、正しい方法で愛犬のお手入れをする必要があります。

健康な皮膚や被毛を保つためにも、ブラッシングは犬のお手入れの中でも最も大切です。

まずは、愛犬に合ったブラシを選びましょう。かかりつけの獣医師さんに相談するのも良いですね。

また、定期的にブラッシングをしていないと、犬は苦手意識を持ってしまうかもしれません。日常的に行い、ブラッシングに慣れてもらいましょう。普段は週2~3回、換毛期は毎日行うことを習慣化してください。

シャンプー前にはしっかりとブラッシングをし、余分な毛を取り除くことがポイントです。洗い残しや乾きが足りないと、蒸れから皮膚炎を発症しやすくなります。時間はかかりますが、しっかり乾かしましょう。

換毛期に服を着せると、抜け毛が舞いにくくなり、抜けた毛は洋服の内側につくので掃除が楽になります。体温調節の機能が低下しているシニア犬にもおすすめの対策です。

粘着ローラーは、愛犬の抜け毛が気になったときに手軽に使用でき、愛犬の体をコロコロと撫でると体表の毛も取り除けるので一石二鳥です。とはいえ、室内の掃除は毎日こまめに行い、清潔を保つことを心がけましょう。

まとめ

ブラシを持つ手に不安そうなマルプー

今回は、犬の換毛期の「絶対NG行為」について解説しました。

犬の換毛期の抜け毛の扱いは、本当に大変です。「犬を飼って大変なこと」のひとつとして、犬の換毛期のお手入れを挙げる飼い主さんもいるほどです。

しかし、犬の換毛期のお手入れを怠ってしまうと、皮膚の健康トラブルを招いてしまうことも。毛が抜けるときに伴う痒みで、ストレスを感じる犬もいます。

愛犬の健康管理とメンタルケアの両面からも、換毛期のお手入れはしっかり行ってくださいね。

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