犬の散歩の時間帯は重要!個体差や季節に配慮して
犬の散歩は毎日の日課の1つです。朝夕の1日2回、あるいは小型犬ならば1回だけ行くという人もいるでしょう。
散歩に連れていく際は犬種ごとの特性や体質を理解した上で、季節に応じて時間帯に配慮することも忘れてはいけません。
犬に負担のかかりやすい時間帯に散歩を続けていると、体調を崩したり危険な症状に見舞われたりするリスクが高まります。
事例を紹介!犬を散歩させるときの適切な時間帯は?
では、犬を散歩させるときはどのような時間帯を選ぶべきなのでしょうか。犬種や季節によって異なるため、ここではいくつかの事例を紹介します。
1.夏場は日差しが強くない時間帯を選んで
多くの飼い主さんがご存知だと思いますが、夏場はなるべく日差しが強くない時間帯を選ぶ必要があります。できる限り朝は陽が昇り切る前の早朝に、夕方の散歩は陽が落ちた後にアスファルトの熱が引いてから連れていくことをオススメします。
日差しが強い時間帯に連れて行ってしまうと、アスファルトの熱で肉球火傷を起こしたり、気温の高さで熱中症や日射病を起こしてしまう恐れがあります。非常に危険なので絶対にやめてくださいね。
2.冬場はなるべく暖かい時間帯(日中)が最適
冬場は夏場とは反対に、なるべく太陽が昇り暖かい時間帯を選んであげると犬も散歩しやすくなるでしょう。
あまりにも寒い時間帯に連れて行ってしまうと寒さで動けなかったり、中には散歩自体を嫌がる犬もいます。また、寒さで収縮した筋肉を無理やり動かすことで、怪我につながりやすいというリスクも考えられます。
3.シングルコート犬種は特に寒さを避けた時間帯を
犬には大きく分けてシングルコート犬種とダブルコート犬種がいます。シングルコート犬種の場合、被毛が一層のみのためダブルコート犬種に比べると寒さに弱い傾向が見られます。
そのため冬場に散歩へ行く際、シングルコート犬種は特に寒さを避けた時間帯を選ぶべきでしょう。ちなみに、日本国内でよく見かけるシングルコート犬種には、プードルやマルチーズ、ヨークシャーテリアなどが該当します。
4.ダブルコート犬種に暑い時間帯は厳禁
ダブルコート犬種は、被毛がオーバーコートとアンダーコートの二重構造の犬種を指します。そのため寒さには強い性質を持ちますが、暑さに弱い犬種が多い傾向が見られます。
したがって、夏場は特に散歩へ連れていく時間帯に配慮しなければなりません。暑い時間帯はもちろんですが、陽が落ちきっていない時間帯に連れて行ってしまうと熱中症になる恐れがあるので、必ず早朝と夜間帯に連れていくようにしてください。
5.足が短い犬種や短頭犬種も夏場に注意が必要
足が短い犬種(ダックスフンドやコーギーなど)や、短頭犬種(パグやフレンチブルドッグなど)も夏場の暑さには注意が必要です。
足が短い犬種はアスファルトからの照り返しの影響を受けやすく、熱中症になりやすい傾向が見られます。また、短頭犬種は熱い空気が体内に入り込みやすく、体温調整が難しい犬種なのでこちらも熱中症になりやすいです。
足が短い犬種や短頭犬種もなるべく気温が低い時間帯を選んだり、アスファルトの温度が下がっているか確認した上で散歩に連れて行きましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬の散歩の時間帯は愛犬の健康にも直結する重要なポイントです。犬種ごとの特性や季節ごとの気温や注意点などを考慮して、適切な時間帯を選んであげましょう。