犬との暮らしにおいてのQOLとは
「QOL」とは、ご存じの通り「Quality Of Life(クオリティーオブライフ)」という言葉を短く省略したもので、「生活の質」「人生の質」という意味があります。
すなわち「QOLを高める」とは、一般的には肉体的または精神的な向上を意味しています。
この言葉は、物質的な豊かさのみを表す言葉ではありませんが、犬との暮らしにおいては、「便利グッズ」を活用することでQOLを高めることができる場合もあります。
犬用の便利グッズは、愛犬の生活を安全で快適にすることはもちろん、お世話や介護をする飼い主の肉体的または精神的な負担も軽減させてくれるものです。
では、『犬が肉体的にも精神的にも健康である状態』とは、具体的にはどのような状態のことを指すのかをご存じでしょうか。
- 飢えや乾きがなく、給餌や給水が確保されていること
- 不快がなく、適切な飼育環境が供給されていること
- 苦痛や損傷や疾病がなく、予防や診断や治療が行われていること
- 正常な行動を制限されることなく、刺激や仲間の存在があること
- 恐怖や苦悩なく、適切に取り扱われていること
これらの5つは、動物福祉を実現させるための「5つの自由」として、1960年代に英国で提唱された考え方で、動物福祉の基本となるものです。つまり、愛犬のQOLを高めたいのであれば、まずはこの5つについて考えると分かりやすいのではないでしょうか。
愛犬との暮らしで生活の質の向上させるためには、どんな便利グッズが役立つのか、この機会にぜひ一緒に愛犬のためのQOLについて考えてみましょう。
犬との暮らしでQOLを高める「便利グッズ」
ではここからは、犬との暮らしでQOLを高めることができる「便利グッズ」について解説します。上手に活用して、犬と家族のQOLの向上に挑戦してみましょう。
1.自動給餌器
帰宅が遅くなるとき、犬の空腹時間が長くなってしまうことを防ぐために役立つのが、「自動給餌器」です。
タイマーで時間を設定することができる商品もありますし、スマートフォンなどで遠隔操作し、ごはんを与えることができる商品もあります。
自分の勝手な都合で愛犬たちの食事の時間が遅れてしまうことがよくあるので、自動給餌器は本当に買って良かったですし、便利すぎるグッズです。
選ぶときのコツは、「お手入れが簡単なものを選ぶこと」です。
2.コング(知育玩具)
コングとは、犬の知育玩具です。中にフードやおやつを入れて楽しむおもちゃで、今ではすっかり定番のアイテムなのではないでしょうか。
飼い主から決まった時間に決まった量のいつものごはんを与えられている犬ですから、飢えることはありませんが、狩りをしたり、獲物を追ったり、本能を刺激する要素は一切ありません。
コングは、退屈をしのぐだけのおもちゃではなく、犬の本能を刺激し、肉体的にも精神的にも犬本来の生活の質が向上されていく便利グッズなのではないかと思います。
「コングでおやつを誤飲しないか心配…」という場合には、他にも、中にフードやおやつを入れて知育玩具として遊べる便利グッズがあります。愛犬にとって、より安全なものを選んであげてください。
3.エアコン
室内で暮らすことが当たり前となった現代の犬は、1日のほとんどをお留守番して過ごしています。快適なお留守番環境の維持するために欠かせないのが「エアコン」です。しかし、犬のためだけにエアコンは高額…と感じてしまう場合もあるかもしれません。
しかし、ここでよく考えてみましょう。
夏には冷感素材のマットや服やベッド。冬には保温効果の高いベッドや服、ペット用ホットカーペット…。
季節ごとにあれこれと便利グッズを買い揃えようとすると、結果的に意外と高額になるものです。さらに一生涯に必要な費用を計算してみると、エアコンの方がお得なのではないでしょうか。
快適なお留守番環境の維持するため、犬との暮らしでQOLを高めるためには、犬と暮らしているからこそ便利だと感じられる機能が搭載されたエアコンがおすすめです。
- 空気清浄機能
- 自動お掃除機能n
- 除湿機能
- 加湿機能
- 遠隔操作機能
- 空気中のペットのフケや抜け毛やホコリなどを除去機能
犬と暮らしていて(これは絶対必須!)と感じたのが、「遠隔操作機能」です。外出中にも温度や湿度の管理ができますし、停電が起きたときにも電源を入れ直すことができます。
合わせて置いておきたいのが、室内温度計とペットカメラです。
まとめ
犬との暮らしでQOLを高める「便利グッズ」を3つ解説しました。
- 自動給餌器
- コング(知育玩具)
- エアコン
犬は、本来は群れで暮らす動物です。ひとりでお留守番をする時間が長い飼育環境では、肉体的にも精神的にも不安やストレスを抱え込んでいると思われます。
犬との暮らしでQOLを高めるためには、便利グッズを活用しつつ、愛犬と飼い主とのスキンシップやコミュニケーションの時間を増やすことが最も大切なのではないでしょうか。