老犬は体調の急変に注意!危険な症状は1秒でも早く病院へ
犬は7歳を超える頃から徐々に衰えが見え始め、10歳を超える頃には老犬と言われることが多いです。老犬になるとさまざまな場面で老いを感じるようになったり、体に負担がかかりやすくなったりと配慮が必要になります。
また老犬は体調を崩しやすいため、昨日までは元気だった愛犬が翌日に突如健康状態が急変するといった事例も珍しくありません。
体調の急変は見逃してしまうと症状が重症化してしまったり、病気が進行しているサインだったりと非常に危険です。老犬の体調不良が2日以上続く場合は必ず病院で診察してもらいましょう。
すぐに病院へ!老犬に出たら超危険な『5つの症状』
もしも以下のような症状が老犬に見られた場合は病気が進行していたり、実は非常に危険な状態に陥っている可能性も疑われます。様子見しようとせず、早急に病院へ連れて行きましょう。
1.繰り返し嘔吐や下痢をする
嘔吐や下痢を繰り返している場合は、何らかの不調が体に現れていることは明らかです。一過性であるケースも多いですが、1日経っても嘔吐や下痢が続く場合は、病気のサインである可能性も疑われます。
また、体力のない老犬が嘔吐や下痢を繰り返していると、脱水症状や過度な体力消耗につながりかねません。非常に危険なので、早めに動物病院に連れて行き対処してもらいましょう。
2.震えたり痙攣する
老犬がブルブルと小刻みに震えている場合、さまざまな理由が考えられます。冬場であれば寒さを感じていることも多いですが、病気の症状の1つとして震えが止まらなくなっているケースもあるので要注意です。
また、あまりにも震えが激しい場合は、痙攣している恐れもあるでしょう。意識を失ってしまったり、脳に大きな損傷を与えてしまう危険性もあるため、早めに動物病院を受診してください。
3.荒い呼吸や浅く速い呼吸を繰り返す
激しい運動を行ったわけでもないのに、呼吸が荒くなったり速くなったりと明らかに不規則な呼吸を繰り返している場合は、体に不調を来しているサインです。
特に呼吸器などに問題が生じている可能性が疑われ、苦しい呼吸が続くと体力を消耗してしまったり、窒息や呼吸困難を引き起こす危険もあります。最悪の場合には死に至る恐れもあるため、すぐに動物病院へ連れて行ってください。
4.食欲不振と元気消失(ぐったりしている)
老犬になると食が細くなったり、1日に眠っている時間が長くなることは認知されています。しかし、普段以上に食欲不振や元気のないぐったりとした様子が見られる場合は、その後の様子に注意してください。
もしかすると、なんらかの体調不良によって食べることができなかったり、動くことができなくなっている恐れがあります。
翌日になっても食欲が戻らず元気のない様子を見せている場合は、念の為にもかかりつけの動物病院に連れて行き診察してもらいましょう。
5.多飲多尿
水を普段以上に多く飲み、おしっこを頻繁にする様子が見られる場合は、なんらかの病気が関係している可能性が疑われます。
多飲多尿はさまざまな病気の症状として確認され、特に老犬になると腎臓病や糖尿病などの症状として懸念されます。明らかに水分摂取量やおしっこの頻度に違和感を覚える場合は、一度病院で相談してみましょう。
まとめ
いかがでしたか。今回紹介した危険な症状は、そのまま放置していると最悪の場合、死にいたる危険性もあります。死期が近い犬に見られる症状の1つとしても知られているので、少しでも違和感を覚えたら、早急に動物病院へ連れて行き適切な治療を受けてください。